市場に出て数カ月経過するも、流通しているのはバルク版のみ。そんな状況だったVIA Cyrix IIIリテールボックス品の流通が突然始まった。Cyrixブランドのリテール品といえばMII以来久々となる。しかもMIIの時はCPUクーラーは付属してなかったため、“CPUクーラー付き”のリテールボックス品となると…。おそらくCyrixブランドでは初登場であり、それだけでなかなかサイリッカーの心をくすぐりそうな逸品である。
今回登場したのは600MHz(100MHz×6)と667MHz(133MHz×5)の2製品。CPUコアは“Samuel1”のもようとなっている。中身を確かめられなかったが、Cyrix初のリテールクーラーがどんな形状なのか非常に興味があるところだ。かつてバルク品に付属したことのあるCyrixロゴ入りのCPUクーラーと比較してみるのもオツかもしれない。なお、パッケージはIntelやAMDのリテールボックスとほぼ同じ大きさである。
ちなみにこれがMIIのリテールボックス。メーカー製のメモリが入っているケースとほぼ同じ大きさで、もちろんCPUクーラーの入る余地はない |
アラビア語の紹介文 |
パッケージの色合いはIntelやAMDのものに比べてかなり派手。また、パッケージ裏面の紹介文にアラビア文字版があり、これはIntelやAMDには見られないものだ。世界の6つの公用語の1つである以上、アラビア語が記載されているのは驚くべきではないのかもしれないが……。
ロゴ入りのビニールでパッケージングされている |
気になる価格は600MHzが5980円(OVERTOP)、6500円(高速電脳)で、667MHzが5980円(コムサテライト2号店)、6180円(OVERTOP)、6800円(高速電脳)。
【取材協力】