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シャープ、米パケットビデオのマルチメディア配信技術をライセンス

2001年03月21日 19時30分更新

文● 編集部

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シャープ(株)と米パケットビデオ社はドイツ時間の21日、パケットビデオのワイヤレスマルチメディア配信技術を、シャープのLinuxベースのワイヤレス端末に採用するライセンス契約を締結したと発表した。

これにより、パケットビデオのマルチメディア再生ソフトウェア『PVPlayer』をシャープの新製品であるLinuxベースのワイヤレスPDAに搭載する。同ソフトにより、モバイル端末のユーザーは、ニュースやスポーツ、交通情報、ライブビデオなどのワイヤレスマルチメディアを、フルモーションのビデオとオーディオで鑑賞できる。

PVPlayerは、MPEG-4に準拠したエンドツーエンドのシステム“PVPlatform”の構成要素として、ワイヤレス通信事業者、端末・半導体製造業者、コンテンツプロバイダーが、現行や次世代のワイヤレスネットワークを介してマルチメディアを配信することを可能にする。同システムで重要な役割を果たすダイナミックレートコントロール技術“FrameTrack”は、ビットレートを変更することで、エラーが発生しやすいワイヤレスネットワーク上で途切れのないビデオとオーディオのストリーミングを提供する。“PVServer”は同技術により、PVPlayerがリアルタイムで検出する個々のユーザーの画質情報に基づいてフレームレートを自動的に調整する。

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