このページの本文へ

ガス冷マシンを作ろう! 第3回

ガス冷マシン完全自作編 ~その3~

2001年03月21日 20時01分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

■銅製部品が変形

おシャカになったコア

 ろう付けしたパーツを改めて組付けるとケースに入らない。組付けできないと使いものにならない。よくよく調べてみると、どうも十字に開いた穴の部分から曲がっているようで、中心が微妙ズレている。ろう付けの熱で機械加工時の内部応力が解放されて曲がってしまったのだ。ほんの0.2~0.3mmの変形だが、致命的な変形だ。何とか修正してもらおうと今度は機械店に走る。すぐに直してくれと言ったところで先方さんも仕事なのでそう簡単にはいかない。実は筆者は以前仕事でちょっとだけ工作機械をいじった経験があったので、原稿が遅れ気味であせりまくっているのもあり、無理やり機械を借りて無謀にも自分で修正するという道を選んでしまった。その結果がコレです…。


左からフライス盤、旋盤、ボール盤

 冷静に考えてみれば、銅は加工すると硬化する難削材だ。それに加えてろう付けでフニャフニャに鈍っていたので、無理に削るととんでもないことになるのは目に見えていたのだ。「バキッ」という音と共に部品が吹っ飛んで、どうにも修正不能な状態に陥ってしまった。自分の体の一部が吹っ飛ばなかっただけでも幸いではあるが、物は壊すし、社長さんには怒られるし(当たり前です)もう目の前が真っ暗。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ