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NTT Com、CD-ROMオンライン配信サービスの実験を開始

2001年03月19日 19時29分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は16日、高速・広帯域のブロードバンドインターネットアクセスを利用し、エデュテイメントや語学などのCD-ROMソフトをオンライン配信するサービス“SORETTE(仮称 ソレッテ)”を、4月中旬に実験提供すると発表した。

同社は、2000年7月に米Media Station社に出資するとともに、両社で日本における共同事業展開を検討してきた。Media Stationは、市販のCD-ROMソフトをオンラインで配信する技術を開発し、インタラクティブコンテンツであるCD-ROMソフトの新たな販売チャネルを提供している。同実験サービスは、このMedia Stationの技術を利用したCD-ROMオンライン配信サービスで、NTT Comは、同実験を通して、マーケティング・技術・運用等の検証を行ない、早期にSORETTEの商用サービス化を図る。また、事業化においては、CD-ROMコンテンツ事業者、およびブロードバンドインターネットアクセス事業者と幅広く連携を進めパートナーシップ関係を築いていく予定。

“SORETTE”は、CATVやADSLネットワークなどのブロードバンドインターネットアクセスを利用して、さまざまなインタラクティブコンテンツを配信するサービス。家庭でのライフスタイルを豊かで充実したものにするために“知性・感性を磨く”というサービスコンセプトのもと、“楽しく学ぶ”、“語学を学ぶ”、“キッズ”、“パソコン習得”、“家庭の便利”、“趣味・実用”の6ジャンル(約60タイトル)のCD-ROMソフトを提供する。実験は、(財)研究学園都市コミュニティケーブルサービス(ACCS)の協力を得て、ACCSの高速インターネットサービス“ACCSnet”を利用しているユーザーを対象に提供する。実験期間は4月中旬から6月中旬までの2ヵ月間。実験エリアはACCSの高速インターネットサービス(最大512kbps)提供エリア(茨城県つくば市)。利用者数はモニター応募者の中から抽選した約200世帯。料金は無料。運営はNTT Comが行なう。

また、同実験サービスの提供においては、多数のCD-ROMコンテンツ制作・販売事業者からの協力を得ている。CD-ROMソフトを本実験に提供している企業は、(株)アスキー、(株)学習研究社、(株)アルク、(株)サンリオ、(株)インターグループ、(株)セル・インフォーテック、(株)インタープログ、(株)創育、エー・アイ・ソフト(株)、ソースネクスト(株)、江上料理学院、(株)中国サンネット、NECインターチャネル(株)、(株)メディアカイト、(株)がくげいなど。

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