ATX2.03準拠の300W電源を搭載し、Pentium 4にも対応するMicroATXケース「IW-V700」がアキバに現れた。Pentium 4対応を公式にうたうMicroATXケースはこれが初登場となる。
IW-V700は2月22日の記事で紹介していたケースと基本的には同一のもの。予定どおり3月中旬の発売となった。
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ATX12V対応4ピンコネクタ。これを使う機会は少なそう? |
同製品はPentium 4用MicroATXマザーボード「P4T-M」の存在もあって、どうしてもP4T-M用ケースといった印象を受けてしまいがち。だが、Pentium 4の売れ行きが芳しくないことを考えると、実際にはAthlon/Duron用のMicroATXケースとしての需要の方が高いだろう。KM133チップセットやSiS730S統合チップ搭載マザーボードと組み合わせれば、電源容量制限をそれほど気にすることなくパワフルな小型PCを組み上げられるのが魅力だ。手堅い作りのケースとして定評のある“In Win”ブランド製だけに、スチール製MicroATXケースの注目製品となるかもしれない。
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側面。MicroATX用のSFX電源ではなく一般的なATX電源を採用しているが、全体的なレイアウトはMicroATXフォームファクタに準拠している |
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2月22日の記事から。P4T-MをIW-V700に組み込んでみた例 |
マザーボードを取りつける板にはスペーサの役割を果たす山が用意されている。ドライブベイは5インチ×2、3.5インチ×2、シャドウ×1と豊富。背面に8cm角の排気ファンを装備する。サイズは180(W)×373(D)×352(H)mmで、重量は7.1kg。
価格は高速電脳とコムサテライト2号店で9800円、OVERTOPで1万800円で、電源容量の分だけ他のMicroATXケースと比べてちょっと高めの設定となっている。
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ケース背面。奥行きは373mmと、他社製MicroATXケースとほぼ同じだ |
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【取材協力】