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NTT西日本、ブラウザー利用の多地点テレビ会議システムを開発

2001年03月15日 20時50分更新

文● 編集部

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西日本電信電話(株)は15日、IPネットワーク上でブラウザーを使用して、会議の予約、参加者への開催通知、会議の開催などを総合的に運営できる多地点テレビ会議システム『OneClickMeeting』(ワンクリックミーティング)を開発したと発表した。同システムは、NTTグループ企業であるエヌ・ティ・ティ アイティ(株)が、6月からASPサービス“MeetingPlaza電網会議室”として提供するほか、パッケージ方式でも販売する予定。予約販売は16日に開始する。

同システムでは、ブラウザーからテレビ会議に参加でき、映像表示・音声通信・資料共有・テキストチャット・会議管理などが可能となる。会議の主催者はブラウザーから会議の予約を行ない、開催日時・議題・参加者の氏名・電子メールアドレスなどを登録すると、参加者全員に電子メールで会議の開催通知が行なわれ、参加者は通知されたURLをクリックするだけで会議に参加できる。テレビ会議用の専用端末や専用ソフトウェアは必要なく、パソコンに接続したカメラ(Video for Windows対応)とヘッドセットを使用して多地点間で映像を表示し、音声での通信が可能となる。pptファイルのほかJPEGファイル、HTMLファイルなどを参加者全員で共有・参照でき、描画も可能となる。会議の形式は、ディスカッションモード、パネルディスカッションモード、講義モードと大きく3タイプに分かれている。HTTPトンネリング機能や専用プロキシ機能により、ルーターなどに専用ポートを空ける必要がないため、現状のセキュリティーを維持できる。NAT(Network Address Translation)機能によるIPアドレス変換にも対応が可能(HTTPプロキシサーバーの機種による)。一般加入電話からのダイヤルアップでの利用も可能だが、64kbps以上のスループットを推奨する。

価格は、ASP方式の場合が10クライアントで月額5万円、25クライアントで月額9万5000円、パッケージ方式の場合が16クライアントで100万円、64クライアントで300万円となる。

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