5日(米国時間4日)に行われたIntelの価格改定以後、PentiumIIIを中心にIntel CPUの価格が多少下がってきた。8日に行った価格調査時にはまだ店頭価格に反映されていないケースも見受けられたが、この週末でほぼ全店の足並みが揃う見込み。多くのショップでFC-PGA版のPentiumIII-1GHzは3万円を割っている。
しかし、大型店の一部では逆に多少値上がりの傾向も見受けられた。円安の影響で仕入れ価格が価格改定分以上に高くなっているようだ。多くの代理店が来週出荷分からCPU価格を値上げするようで、緩やかながらもしばらく下がり続けていた販売価格の値上げが始まるかもしれない。
一方Athlonは、今週に入って正規代理店が取扱うFSB 266MHz対応CPUが本格的に流通しはじめ、全体的に値下がり傾向。FSB 266MHz版とFSB 200MHzの1GHz超級を中心に2000~6000円の下げ幅となっている。Athlon-1.2GHzは多くのショップで3万円を割っていた。なお、複数のショップの話によると、来週あたりにリテールボックス品のFSB 266MHz版Athlon-1.2GHzが入荷するもよう。1.33GHz版の登場といい、AMDはAthlonのFSB 266MHz化を加速した感がある。
なお、Duronの流通量は若干増加し、価格が下がってきている。