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LaVie M LM600J/62DR

LaVie M LM600J/62DR

2001年03月09日 23時47分更新

文● 岡本

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LaVie M LM600J/62DR

NEC

オープンプライス
23万9800円(Web直販の同等スペックモデル)

NECのB5ノート「LaVie M」シリーズが新筐体を採用し、CD-RWドライブを内蔵したモデルが登場した。実用的な仕様が特徴的だったLaVie Mシリーズらしい、ビジネス用途も視野に入れた高性能マシンである。

A4ノートにも負けない
強力なスペック&拡張性を持つB5ノート

 これまでのLaVie Mというと、XGA(1024×768ドット)の解像度でも表示が小さく感じない12.1インチTFT液晶と、打ち易いキーボードを組み合わせることで、モバイル・据え置きの両シーンで使える高い完成度を持つマシンに仕上がっていた。今回紹介する「LM600J/62DR」は、この基本路線は変わらず、CD-RWドライブを内蔵することで、より汎用性を高めたマシンとなった。

本機の「拡張ベイ」には、付属のCD-RWドライブのほか、ベイカバー、オプションのコンボドライブ、セカンドバッテリなどをホットスワップで装着することができる。

 まず、従来モデルとの最大の違いである内蔵CD-RWドライブは、ホットスワップが可能な「拡張ベイ」に装着されている。この拡張ベイには、LM600Jが標準で内蔵する8倍速書き込み対応CD-RWドライブのほか、上位モデル「LM700J/62DH」が内蔵するCD-RW&DVD両対応のコンボドライブ(オプションでも用意されている)、バッテリ駆動時間を長くするためのセカンドバッテリ(オプション、2万円)などを、PCの動作中に交換できる。また、持ち運び用途を重視したい場合は、ドライブやバッテリの代わりに拡張ベイカバーをはめておけば、CD-RWドライブ内蔵時の約1.83kgから約1.58kgに軽量化することも可能だ。この状態だと従来のCD-RWドライブを内蔵しないLaVie Mと同程度の重量になる。



本体左側面には、LAN、モデム、PCカードスロットなどが用意されている。LANポートの内蔵が特にうれしい点だ。ただ、ここに装備されたCPUファンは、回転時かなり騒がしくなる。

 また、今回のモデルでは新設計の筐体を採用したこともあり、全体的にも大幅にアップグレードしている。特にI/Oポート関連の充実が著しい。ビジネスユーザーには必携とも言える10BASE-T/100BASE-TX対応のLANポートを始め、本体前面にはIEEE1394ポート、右側面にUSBが3ポート用意されているほか、光デジタルオーディオ出力や、ビデオ出力といった、ホームユーザー向けの機能も装備している。B5ノートといえど、拡張性ではA4ノートに引けを取らないものとなっている。

 それ以外の主要スペックは、CPUがMobile PentiumIII-600MHz、HDDは20GB、メモリは64MB。FDDはUSBタイプの外付けドライブが標準で付属する。ビデオ機能は従来のPCI接続のSiliconMotion「Lynx3DM4」(ビデオメモリ4MB内蔵)から、AGP接続のATI「RAGE Mobility-M1」(ビデオメモリ8MB内蔵)にアップグレードされた。
 キーボードは、少し好みが分かれるものの、英字キーを中心に割り切ってキートップを大きめにした独特の配列を、従来のLaVie Mから継続している。現在、大多数を占めているローマ字入力派にとっては、非常に優れたキーボードといえるだろう。



キーボードは英字キーを中心にキートップを大きくしたタイプのものを、従来のLaVie Mから受け継いだ。ただ、上段の数字キーなどが小さいため、かな入力派にはちょっと辛いキーボードかも。
バッテリは、ヒンジ部の下に設置された小型のもの。約1時間弱のバッテリ駆動時間は、モバイル用途にはさすがに厳しい。

 そんなB5ノートとしては、機能&スペック的に隙が見られない新LaVie Mだが、気になる点も少なからず見られた。まず、バッテリ駆動時間が、標準状態では非常に短い点には注意してほしい。標準のリチウムイオンバッテリはヒンジ近くの底面部に装備されており、1900mAhの容量を持つが、ASCII Lab.製バッテリベンチマークでの測定でわずか49分。一般的な利用用途でもせいぜい1時間強といったところだろう。本格的なモバイル用途には、標準バッテリの約1.7倍の容量を持つセカンドバッテリの導入がほとんど必須と言える。



本体を前面から見ると、液晶パネルの右側が少し浮いているのがわかるだろう。本体をそのまま持ち歩くと、液晶パネルがガサガサと震えるのが気になる。なお、IEEE1394ポートがここに装備されるほか、ヘッドホン端子は光出力と共用である。

 これ以外にも、本体左側面のCPUクーラーが、風量・風切り音ともかなり気になるレベルである点(常に回転しているわけではないが)、液晶パネルと本体を留めるフックがパネル左部分に1カ所しかないため、ケースなどに入れずに持ち歩くとパネルがガサガサと震える点などが気になった。このように本機は、NECのマシンらしくない作りこみの甘さが一部に見られるのが残念だ。ただ、この筐体を採用したマシンは、今後モデルチェンジを行いつつ、しばらく継続されると思われる。次モデルでは、これらの点が改良されて登場することを期待したい。

 本機の実売価格は22~24万前後で、Mobile PentiumIII-700MHzとコンボドライブを内蔵する上位モデル「LM700J/62DH」は、約3~4万円高となっている。B5ノートとしては標準的なレベルから少し高めとなるが、A4ノートも真っ青のフル装備ともいえるスペックを持つことを考えると、価格的には妥当なところだろう。


CPU Mobile PentiumIII-600MHz
メモリ 64MB
液晶 12.1インチ
解像度 1024×768ドット/26万色
HDD 20GB
CD-RW R8倍速/RW4倍速/CD24倍速
通信 モデム、LAN
サイズ 283(W)×238(D)×28.5~34(H)mm
重量 約1.85kg(拡張ベイカバー装着時1.58kg)
OS Windows Millennium Edition
Officeアプリ Office 2000 Personal(SR-1)

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