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STLCD、液晶生産ライン増設に750億円規模の設備投資

2001年03月09日 16時28分更新

文● 編集部

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ソニー(株)と(株)豊田自動織機製作所の合弁企業であるエスティ・エルシーディ(株)(STLCD)は8日、拡大する低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレー需要に対応するため、750億円規模の設備投資を行ない、生産設備の増強を図ると発表した。 これに伴い、2002年1月をめどに、ソニーと豊田自動織機はそれぞれが100億円ずつ、合計200億円の追加出資を行なう。この結果、STLCDの資本金は、500億円になる予定。

STLCDは、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーの生産を行なうため、'97年10月にソニーと豊田自動織機の合弁企業として、愛知県知多郡東浦町に設立された。'99年4月の量産開始以来、需要の拡大にあわせて順次生産能力を増強、現在、小型ディスプレーを中心にフル生産中という。STLCDの製品は、主にビデオカメラやデジタルカメラのディスプレー向けとして、ソニーのほか、複数の企業で採用されているという。

STLCDは、今後、携帯電話へのカラー液晶ディスプレー搭載などにより、ますます需要が高まると予想される低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーの生産体制を増強するため、秋より750億円規模の設備投資を行ない、第2期ラインの増設を開始、2002年6月に稼動させる予定。これにより、第1期ラインの増強とあわせて、STLCDの生産体制は、現状の月産1万2000枚から、 2002年には月産3万2000枚(600×720mm基板ベース)になる予定。

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