(株)ディーディーアイと(株)エーユー、沖縄セルラー電話(株)は7日、専用サイトから各種ゲームをダウンロードできる(株)日立製作所製の『C407H』と、大画面カラー液晶を搭載した松下通信工業(株)製の『C408P』を3月下旬に発売すると発表した。
『C407H』と『C408P』は、従来の“EZweb”に画像の添付などの機能が追加された“EZweb@mail”や、cdmaOne用のメールサービス“Cメール”の新機能でチャットのようにメールを連続送受信する“おしゃべりモード”に対応している。“EZweb@mail”を利用すれば、Eメール送信が最大で全角500文字、受信が最大で全角5,000文字で、携帯電話本体にEメールが保存できる。また、両機種とも16和音着信メロディーにも対応している。
ゲームが楽しめる携帯『C407H』
『C407H』 |
『C407H』はEZweb上の専用サイト“日立ケイタイFanサイト”からダウンロードした各種ゲームを楽しめる。ただし、ゲームから通信機能を利用することはできない。ゲームのサイズは最大で50KB。NTTドコモのiモード対応携帯電話『503i』と同様に、ダウンロードしたゲームは携帯電話本体に保存され、電話回線に接続しなくても楽しむことができる。『C407H』発売時には、10種類前後のゲームコンテンツを用意するという。
そのほかの特徴としては、
- ATOK Pocket搭載
- 日本語変換ソフト『ATOK』の携帯電話版で、若年層がよく使う語句や言い回しなどを多数登録した『ATOK Pocket for Mobile Phone』を搭載。Eメール送受信や“おしゃべりモード”などでの漢字変換をスムーズに実行。
- ハムスターパラダイス
- ゲームボーイカラー用ゲーム『ハムスターパラダイス』のキャラクターを待ち受け画面に設定できる。待ち受け時に終話ボタンを押すことで、キャラクターのポーズが変化する。また、フォントをハムスターフォントに切り替えることも可能。
- JukeBox機能
- ダウンロードしたお気に入りのメロディーを着信音として鳴らせるほか、着信メロディーやカラオケデータなどをBGMとして再生することが可能。
などが挙げられる。主な仕様は以下の通り。
- 本体サイズ 幅45×奥行き20×高さ130mm
- 重さ 約87g
- 連続通話時間 約190分
- 連続待ち受け時間 約240時間
- ディスプレー 120×143ドット反射型カラー液晶
- 価格 5万1100円
画面が広い『C408P』
『C408P』 |
『C408P』は、“cdmaOne”携帯電話の中では最大クラスのサイズの液晶パネルを搭載している。またメモリ-を約700KB搭載しており、着信メロディーを最大約70曲、カラオケデータを最大35曲保存できる。
- 本体サイズ 幅47×奥行き19×高さ126mm
- 重さ 約83g
- 連続通話時間 約210分
- 連続待ち受け時間 約260時間
- ディスプレー 120×160ドット反射型カラー液晶
- 価格 5万4800円
今回発表された『C407H』やNTTドコモの『503i』などにより、携帯電話でダウンロードしたゲームを楽しむことが可能になった。もはや携帯電話でメールが送受信できるのは珍しくなく、今後ゲームができる機種が普及すれば、携帯“電話”という名称自体が変わっていくかもしれない。