NECは、無線LAN製品「Aterm WARPSTAR」シリーズの新製品として、CATVモデムやADSLモデム(※1)などに対応したブロードバンドルータ機能を内蔵する無線LANアクセスポイント「AtermWL20R」「AtermWB20R」の2機種を発表、3月中旬から販売する。
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| CATVやADSLを利用したインターネットアクセスが可能なブロードバンドルータ機能を内蔵した無線LANアクセスポイント「Aterm WL20R」。右側のAterm WL11Uあるいは手前のAterm WL11C、いずれかの無線LANアダプタとセットで販売される。 |
Aterm WL20Rは、WAN側回線用に10BASE-T対応のEthernetインターフェイスを装備し、CATVモデムやADSLモデムに接続して、複数のPCから同時にインターネットへのアクセスを可能にするブロードバンドルータ機能を内蔵する。LAN側インターフェイスとしては、IEEE802.11b(※2)に準拠した11Mbpsの無線LANアクセスポイント機能、およびUSBポート×1を装備する。一般的なブロードバンドルータ同様にパケットフィルタリングによるセキュリティ機能を搭載するほか、CATVインターネットのような常時接続環境においても、ソフトウェア的にPCをインターネットから切断できる「アクセスマネージャ」を利用して、よりセキュリティを高められるのが特徴。
Aterm WB20Rは、2月15日に発表された「Atem WB50T」と同じく標準では無線機能を搭載せず、本体に装備するPCカードスロット(TypeII×1)に別売の無線LANカード「Aterm WL11C」を取り付けることで無線LAN機能が利用可能になるベースモデル。標準装備するLAN側インターフェイスはUSB×1のみで、無線LAN機能を利用しない場合は1台のPCのみ接続可能。WAN側インターフェイスやセキュリティ機能などはAterm WL20Rと共通で、Aterm WL11Cを追加すればAterm WL20Rと同等のモデルとなる。
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| 標準では無線LAN機能を内蔵しておらず、Aterm WL11Cを本体に取り付けることで無線通信が可能になるブロードバンドルータのベースモデル「Aterm WB20R」。標準ではUSBでPCを1台のみ接続して利用する。 |
Aterm WL20Rは無線LANアダプタとのセットで発売され、PCカード(TypeII)タイプの無線LANアダプタ「Aterm WL11C」とのセットモデル「Aterm WL20R＆WL11CワイヤレスLANセット」、およびUSB接続の無線LANアダプタ「Aterm WL11U」とのセットモデル「Aterm WL20R＆WL11UワイヤレスLANセット」が用意される。Aterm WB20Rは単体販売のみ。
価格はいずれもオープンプライスで、実売価格はAterm WL20R＆WL11CワイヤレスLANセットが4万5000円程度、Aterm WL20R＆WL11UワイヤレスLANセットが5万円程度、Aterm WB20Rが2万円前後と予想される。
また、WARPSTARシリーズの既存モデル「Aterm WL50T／WB50T／WL30A」を、ブロードバンドインターネット対応にするためのファームウェアもリリースが予定されている。CATVインターネットには3月下旬対応予定、フレッツADSL(PPPoE)対応は4月を予定している。なお、これらのファームウェアにアップデートするとISDN回線を利用したダイヤルアップでのインターネット接続が利用できなくなるが、さらに5月にはブロードバンドインターネットとISDNによるダイヤルアップ接続を併用可能なファームウェアのリリースが予定されている。
※1 フレッツADSL(PPPoE)には、4月にファームウェアのアップデータを提供し対応予定。※2 IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.: 電気電子学会)が策定した無線LANの標準規格。2.4GHz帯の電波を利用し最大11Mbpsでの無線通信が可能。
NEC
問い合わせ先 Atermインフォメーションセンター 0120-36-1138／0471-85-4761
