このページの本文へ

ブロードベース、データ分析からeCRMへ転身完了

2001年03月07日 17時42分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ブロードベース(株)は7日、eCRM(Customer Relationship Management)のスイート製品「Broadbase E-Marketing Suite 4.0」「Broardbase E-Commerce Suite 4.0」「Broadbase E-Service Suite4.0」の日本語版を発表した。価格はそれぞれ7440万円(5ユーザーライセンス付き)~。出荷は3月中旬以降の予定だ。

同社の米国法人Broadbaseは、元々情報やデータを収集、分析するデータウェアハウスのベンダーとして知られていた。CRM向けの製品はこれまでも出荷していたが、CRMのノウハウを持つ企業を買収するなどして、収集・分析機能を内部に組み込んだ形でeCRMのソフトウェアを提供する形態に事業を転換、拡張してきた。その成果物が上記の3スイート製品だ。

スイート製品はそれぞれ、分析機能を提供する「Analytics」と、それに基づいてキャンペーンなどを実施、追跡する部分の「Automation」から成る(E-Commerce SuiteはAnalyticsのみ)。このAnalyticsの部分に、従来からの分析技術が生かされている。

・Broadbase E-Marketing Suite
すべての顧客接点、電話やeメール、営業員により蓄積された顧客の情報・データを集中的に管理し、購買実績の分析などを行ない、それに基づいたキャンペーンの策定や実施、検証を行なえる
・Broardbase E-Commerce Suite
eコマースで取った顧客の行動を分析できる。そこから顧客の意図や趣向を理解した提案をリアルタイムに行なう
・Broadbase E-Service Suite
カスタマーサービス向けに、分析やナレッジベースを軸にしたeメール返答機能やリアルタイムチャット機能、回答検索機能などを提供する
米BroadbaseのMilam氏(写真)がeCRMとCRMの違いを強調
米Broadbaseマーケティング担当上級副社長のDavid Milam氏「eCRMは、利益、収益を生む関係を顧客と企業が構築していくことが目標」と、従来のコールセンターや営業員向けのCRMとの違いを強調

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン