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サンモアテック、電子透かし技術“SysCoP”をバージョンアップ

2001年03月02日 20時54分更新

文● 編集部

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サントリー(株)のIT関連会社でコンピューターシステムを提供する(株)サンモアテックは1日、米MediaSec Technologies社が開発した電子透かし技術“SysCoP(シスコップ)”がバージョンアップしたと発表した。併せて同技術を応用した認証システム『MediaSign(メディアサイン)』と、“見える透かし”を埋め込むためのツール『MediaLabel(メディアラベル)』の販売を同日付けで開始したと発表した。

“SysCoP”のサンプル画面
“SysCoP”(サンプル画面)

“SysCoP”は、動画に対応した電子透かし技術。国内では、サントリーや、TV放送局、コンテンツ制作会社、家電メーカーなどで採用実績があるという。今回のバージョンアップでは、印刷物からも簡単に電子透かしを検出する機能を追加した。

『MediaSign』は、透かし技術を用いることで、簡単に、そして安価にコンテンツの改ざんの検出を行なえる認証システム。認証対象の持つ意味情報からハッシュ関数を用いて認証情報を生成し、電子透かしとして認証対象自体に埋め込むという。電子小切手であれば、文字認識した金額などが意味情報となる。“認識”というプロセスを取り入れるため、認証情報を電子透かしとして埋め込んでも、意味情報自体に影響を与えないのが特徴という。価格は個別見積もり。

『MediaLabel』は、従来の“見えない透かし”とは違い、“見える透かし”を埋め込むためのツール。視覚的に見えるため、不正コピーに対して、より強い抑止効果が期待できるとしている。“見える透かし”は鍵を入力することで、完全に取り除くことが可能。サポートするメディアタイプは静止画のPPM、PGM、PBM、BMP、TIFF、JPEG、GIF。対応機種はWindows 95/98/NT3.51/4.0/2000を搭載したIBM PC/AT互換機とPC98-NXシリーズ。価格は個別見積もり。

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