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アドバンス技研(株)代表取締役 山本一浩氏

MSDNインタビュー第1回 日本初のビルディングブロック「104Server.com」開発インタビュー

2001年03月06日 11時25分更新

文● MSDN MAGAZINE編集部

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 4000万件という膨大なデータ件数から、同時アクセスを考慮したWeb対応で高速な検索を実現するには、大がかりなデータベースエンジンを使用するよりも、検索速度を最優先にした独自の検索エンジンの開発からスタートしました。

 Web対応では、4,000万件中から1秒で検索できても決して早くはありません。1秒間に100件のランダム同時検索を目標にチューニングを繰り返し、ほぼ目標に達することができました。

 弊社での動作環境は、「Windows 2000 Server+IIS 5」を使用しており、その検索エンジンをCOMコンポーネントにして、サーバ上で動かす。ここまでは「できて当たり前」という感じで、さほど達成感はなかったのですが、インターネットを経由してリモートでこのCOMコンポーネントを動かすということは開発者にとっては感動モノです。DCOMを使って、社内の別マシンのプログラムを動かしてもかなり感動しましたが、SOAPを使ってインターネットを介して実現するとなると、その気持ちはとてもよいものでした。そして、SOAP経由で、毎日数万件の同時検索による検索エンジンのテストを経て、やっと公開サーバに載せることができました。

 もちろん当社は、「Microsoft Dev eloper Network(MSDN)」の「プロフェッショナル」サブスクリプションの会員です。テスト環境の構築、つまり、ユーザーと同じ環境での動作確認ができるため、開発には必須の環境です。そして、「Microsoft.NET」の最新テクノロジーも、MSDN会員の場合ですと最新情報の入手が容易であり、今後さらに充実されると期待しています。

 MSDNで何を最も多く利用するかといえば、オンライン・ドキュメントでしょう。膨大な量のドキュメントからは、開発に必要な情報の多くを検索することができます。もちろん、2アカウントの問い合わせは必ず利用しています。

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