先週末に未発売の64MB MMC(マルチメディアカード)を同梱するノバックのポータブルシリコンオーディオプレーヤ「iAUDIO-128」の販売が一部ショップで開始されたが、あれから1週間も経たずに、64MB MMCがパッケージ入りで単品発売されはじめた。
今回登場したのは日立製のもの。型番は「HB288064MM1」で、日本製であることを示す“JPN”の刻印も刻まれている。iAUDIO-128にはサンディスク製のものが搭載されていたが、「iAUDIO-128に搭載されているMMCは、同製品を開発した会社がサンディスクから仕入れたもの。対して、今回の日立製MMCは自社で直接仕入れて販売しているもの」(ノバック)とのことだ。
サイズは24(W)×32(D)×1.4(H)mmと、これまでのMMCとまったく同じ大きさ。動作電圧2.7~3.6Vにも変更はなく、基本的に従来製品の上位互換品と考えていいだろう。日立製のMMCについては非公式ながら富士通パーソナルの「CuPlay」やアイ・オー・データ機器の「HyperHyde USB」についても動作確認がなされており、互換性についてそれほど気にする必要はないようだ。
MMC採用のシリコンオーディオプレーヤは、ほとんど制約なくファイルを出し入れできる気楽さからアキバでは人気となっている。それだけに、今回の64MB版MMCはユーザーからしてみると待望の製品と言えるだろう。
なお、1日現在、入荷が確認できているのは高速電脳のみ。価格は1万3800円となっている。
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