(株)コーエーネットは28日、アメリカの家庭用ゲームソフトメーカー、ミッドウェイ ホーム エンターテイメント(Midway Home Entertainment)社と業務提携し、日本およびアジア地区におけるミッドウェイ主要商品の独占的販売権を取得したと発表した。
コーエーネットはゲームソフトメーカー(株)コーエーの子会社で、家庭用ビデオゲームソフト、PCエンターテインメントソフト、PC周辺機器など、コーエー商品を中心に販売しているほか、海外事業やネットワークビジネス事業なども行なっている。
ミッドウェイ ホーム エンターテイメントはアメリカの大手家庭用ゲームソフト・アーケードゲームメーカー、ミッドウェイ ゲームズ(Midway Games)社の家庭用ゲーム部門の子会社。
今回の提携で両社は、ミッドウェイの開発する家庭用ゲームを日本国内で販売するとし、第一弾としてプレイステーション2用ボクシングゲーム『Ready 2 Rumble Boxing : Round 2』(価格未定)を発売する予定で、販売本数は10万本を見込んでいる。製品のローカライズは、3月にミッドウェイが資本金1000万円で設立する日本法人“株式会社ミッドウェイ ゲームズ”とミッドウェイが行ない、完全に日本語化された状態でコーエーネットに供給する。
『Ready 2 Rumble Boxing : Round 2』 |
現在発売を予定しているタイトルは、以下の通り(全てPS2用、価格未定)。
タイトル名 | ジャンル | 発売時期 |
---|---|---|
Ready 2 Rumble Boxing : Round 2 | ボクシング | 夏 |
NBA Hoopz | バスケットボール | 夏 |
Gauntlet Dark Legacy | RPG | 秋 |
Spy Hunter | カーチェイス | 秋 |
Legion | RPG | 未定 |
本日行なった記者会見で、コーエーネット代表取締役社長伊藤通宏氏は、「ミッドウェイ社のすばらしいコンテンツを、皆様に楽しんでもらいたい。今後は、国内・海外のコンテンツの流通商社を目指す」と抱負を述べ、ミッドウェイのアジア地区における最高責任者である米ミッドウェイ ゲームズ ウェスト(Midway Games West)社上級副社長Mark Beaumont(マーク・ビューモント)氏は「コーエーネットの持つ販売力、日本のゲーム市場ついての知識に期待している」とコーエーネットへの期待を語った。