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「なんでやねんCPU」トラブルを関西弁でツッコむマザーがAOpenから!

2001年02月27日 21時48分更新

文● 小磯

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AX3S Pro II

 昨年末にはピンク色の「AX3S Pro“Sweet Kiss”」を送り出して話題となったエーオープンジャパンがまたしても異彩を放つ新製品を投入してきた。型番は「AX3S Pro II」。従来製品「AX3S Pro」の後継という位置づけだが、なんといっても気になるのは、ハードウェアのトラブルを音声で伝える同社独自の技術“Dr.Voice”が、なぜか関西弁でしゃべるという点だ。



“なんでやねん”とツッコミを入れるマザー

オンボードシステムスピーカ
DIMMスロットの近くに配置されたシステムスピーカ

 AX3S Pro IIはボード上に標準でシステムスピーカを搭載しており、たとえばCPUを差さずに電源を入れた時にはDr.Voice“関西バージョン”が、男性の声で「なんでやねんCPU」とツッコミを入れてくる。ただし、オンボードのシステムスピーカではほとんど聞き取れない。ケースに付属してくるタイプの、一般的なシステムスピーカを使ってなんとか聞き取れるレベルだ。それでも「なんで“な”ねん」と聞こえてしまうあたりは笑うしかないが……。



クレバリー3号店の協力で、システムスピーカによるDr.Voice発声実験を行った。オンボードのスピーカではしゃべっているとすら認識できないが、一般的なシステムスピーカを接続すれば「なんで“な”ねん」と、なんとか聞こえる
怒られるかも?
「本物の関西人に怒られないかな?」というポップも

 なお同製品には、今週末に“関東バージョン”のDr.Voiceを搭載するバリエーションモデルも登場予定。関西/関東はパッケージ上のシールで見分けることになる。ちなみにエーオープンジャパンによれば、関東バージョンのDr.Voiceはコギャル風だとか。HDDに問題がある際には女性の声で「っていうかHDD 圏外」などと警告(?)してくれるようだ。

 AX3S Pro IIのDr.Voiceが話す言葉は以下のとおり。

問題箇所 関西バージョン 関東バージョン
CPU なんでやねん CPU CPU だめじゃん
メモリ メモリ あかんわ メモリ いけてない
AGP AGP めちゃくちゃまずいわ AGP 超サイテー
PCI ちゃうがな PCI PCI 無理
FDD フロッピーよう見てみ フロッピーサムクナイ?
HDD なぁ HDD どうしたん っていうか HDD 圏外
キーボード/マウス ほんまかいな キーボード マウス キーボード マウス むかつく
黒基板

 Dr.Voice以外の仕様面を見てみると、AX3S Pro IIはi815Eチップセットを採用している点こそ変わらないものの、PCBのデザインはAX3S Proと大きく異なっている。基板の色も黒くなっており、まったくの新製品と言ってもいいほどだ。また、同製品で初めて搭載された“Power Bridge”も目を引く。これはマザーボード上の電流/電圧供給の最適化を行う機構だという。チップには、金色のシールが貼られている。
 ほかにも、拡張スロットがAGP×1、PCI×6、CNR×1と、PCIスロットが従来より1本増えた点や、DIMMスロットも1本増えて4本となった点、エーオープンジャパン独自のBIOS保護機構“DIE-HARD BIOS”に対応した点が特徴だ。また、同製品のIDE RAID対応版「AX3S Plus II」用と思われるパターンも見受けられる。なお、FSB設定は66~166MHzの範囲をBIOS上から1MHz単位で変更可能。同社のウェブサイトには最高248MHzまでという記載もあるが「上限は166MHz」(エーオープンジャパン)とのことだ。



Power Bridgeチップ
ATX電源コネクタのすぐ隣にあるPower Bridgeチップ。AOpenのロゴがプリントされている
Power Bridge説明書
パッケージに同梱する、Power Bridgeについての説明書

27日現在の価格情報

価格 ショップ
\16,700 PCiN秋葉原
\16,800 高速電脳
コムサテライト1号店
USER'S SIDE本店
\17,500 T-ZONE.PC DIY SHOP
\17,800 俺コンハウス
カクタソフマップ
クレバリー1号店
クレバリー3号店
コムサテライト2号店
コムサテライト3号店
ソフマップ1号店 Chicago
TSUKUMO eX.
ツクモ12号店
ツクモParts王国
ZOA 秋葉原本店
\18,800 DOS/Vパラダイス本店
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