サン・マイクロシステムズ(株)は27日、高さ1Uサイズ(約4.5cm)のラックマウント型サーバーアプライアンス『Sun Cobalt RaQ(サンコバルトラック) XTR』と『Sun Cobalt CacheRaQ(サンコバルトキャッシュラック)4』の販売を本日開始すると発表した。
『Sun Cobalt RaQ XTR』は、ウェブホスティング専用サーバーアプライアンスで、ウェブサイトやウェブアプリケーションの構築・運用に必要なツールやサービスをあらかじめ搭載する。メモリーは最大2GBまで拡張が可能で、フロントパネルから取り外し可能なHDDを最大4台(最大120GB)まで内蔵できる。Chili!Soft ASPやPHPなどのスクリプト言語、Java実行環境、『InterBase』や『PostgreSQL』といったデータベース、各種ウェブサービス、電子メールなど、サービスプロバイダーがサービスを提供するためのソフトウェアが統合されている。ユーザーによってサーバー管理者のパスワードが変更された場合に、サービスプロバイダー側で新たなパスワードを設定できる“Super Admin”(スーパーアドミン)機能や、新規サービスやソフトウェアのアップデートが公開されるとサーバー管理者に通知し、ボタンをクリックすると自動的にインストールするソフトウェア配布技術“Sun Cobalt BlueLinQ”(サンコバルトブルーリンク)を搭載する。価格はオープンで、3月中旬から出荷する予定。
『Sun Cobalt CacheRaQ4』は、参照頻度の高いウェブページをキャッシュし、ネットワークトラフィックを軽減するウェブキャッシング専用サーバーアプライアンス。中小規模の企業、大企業の部門単位、サービスプロバイダーなどのウェブアクセスの高速化に適する。“Sun Cobalt InstaCache”(サンコバルトインスタキャッシュ)クラスター技術により、複数の同製品をクラスター接続できるほか、レイヤー4スイッチとの相互接続も可能。価格はオープンで、本日から出荷する。
