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Samuel1コア最速のCyrix III-700MHzがひっそりとデビュー

2001年02月20日 19時48分更新

文● Jo_Kubota

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Cyrix III-700MHz

 アキバ中がFSB 266MHz対応Athlon登場のニュースで持ちきりとなるなか、Samuel1(サミュエル1)コア搭載CPUとしては最速となるCyrix III-700MHzがひっそりデビューした。

 Cyrix III-700MHzはSamuel1コア最後の製品。クロックはFSB 100MHz×7倍の700MHz。0.18μプロセスルールで製造され、Socket370/P6バスコンパチブルとなっている。電圧は2.0V。L1は128KBで、3D Now!とMMXに対応する点など、細かな仕様は従来どおりだ。



裏面

 店頭ではすでにSamuel2のデモが始まり、“低発熱PC用”として期待されているだけに、今回の700MHz版Cyrix IIIはなんともインパクトが薄い。価格はCUSTOM、高速電脳、USER'S SIDE本店で7800円となっているが、特に格安というわけでもないだけに、コレクターズアイテム以外の価値は見いだしにくいと言わざるを得ない。

 なお、もうすぐ登場と思われるSamuel2と、現行のSamuel1との違いは次のとおり。


Samuel1 Samuel2
パッケージCPGACPGA/PPGA
動作クロック500~700MHz700MHz~
製造プロセス0.18μm0.15μm
動作電圧1.9/2.0V1.5V
L1キャッシュ128KB128KB
L2キャッシュ0KB64KB
【取材協力】

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