待望のFSB 266MHz対応Athlon-1.2GHzがついにアキバに上陸した。これでようやくCPU、メモリ、マザーボードと、DDR環境がすべて揃ったことになる。今まではCPUが200MHzベースだったのでPC2100 DDR SDRAMもPC1600としてしか機能しなかったが、今回登場した新Athlonを使えば、フルパフォーマンスを発揮できる。
見た目の違いはほとんどなく、現行のAthlonと何ら変わらないが、コア以外の部分が若干グレーがかったような印象も受ける。外観における唯一の違いはコアのマーキングだ。従来のFSB 200MHz対応品のマーキングは“A1200AMS3B”となっているが、FBS 266MHz版の新Athlonは“A1200AMS3C”。AMDのデータシートによれば、最後の“C”がFSB 266MHzを表している。また“M”はCore電圧1.75Vを示す。気になる倍率変更のカギ“L1”だが、これはクローズとなっている。
L1はクローズとなっている |
FSB 200MHz対応Athlon(右)との比較。セラミック部分のグレーが若干強くなったような印象を受けるが、遠目にはまず見分けがつかない |
今回入荷が確認できたのは高速電脳とPCiN秋葉原。ほか、いくつかのショップにも入荷したようだが、どこも少量で、今回の入荷分を購入できる可能性は、今からだと限りなく0%に近いだろう。なお、高速電脳での“初値”は3万9800円。FSB 200MHzのバルク品だけでなく、リテール品と比べても割高だが、初お目見えの製品が割高なのはいつものことであり、これはやむを得ないといったところか。
ちなみに、各ショップへの次回入荷は明日、20日に予定されているようだ。また22日(木曜)、24日(土曜)にも入荷する見込み。特に、24には大手流通を通じてそれなりの数が出回るようなので、週末にはこなれた価格の新Athlonをどのショップでも購入できるようになるかもしれない。
アスキーデジタルバイヤーでは、対応マザーボードとDDR SDRAMの実売価格情報を明日一挙公開予定。
【取材協力】