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刺しゅうPRO Ver4.0/ULT21

刺しゅうPRO Ver4.0/ULT21

2001年02月19日 20時01分更新

文● 行正

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 ブラザー工業(株)は、PCでデザインを作成して同社のミシンを使って刺しゅうできるPC刺しゅうデータ作成機「刺しゅうPRO Ver4.0」、および家庭用としては最高クラスの機能を持つ刺しゅう機能付きミシン「ULT21」を2月21より発売する。

スキャナなどからの画像データを元に刺しゅうデータを作成できるソフトウェアとカードライタのセット「刺しゅうPRO Ver4.0」。

 刺しゅうPRO Ver4.0は、スキャナなどから読み込んだ画像を元にして色彩や陰影などをレタッチしつつ刺しゅうデータを作成できるもので、配色に合わせて糸色を自動選色するなど一般のユーザーにも使いやすい工夫がされている。従来バージョンのサテン縫い/タタミ縫いに加え、オリジナルなパターンを用いたモチーフ縫いやプログラムタタミ縫いが新たに追加されたほか、縫い角度や縫いピッチ、縫い密度などの設定も可能。同社が発売する刺しゅうデータカードや工業用の刺しゅうデータを取り込んで活用することも可能。欧文35書体/日本語2書体のフォントが収録されているほか、PCのTrueTypeフォントの利用も可能。作成したデータは付属のカードライタ(シリアル接続)を用いて刺しゅうカードに書き込み、同社の刺しゅうミシンにカードを装着して布へ刺しゅうするほか、フロッピーディスクにも記録可能。
 対応OSは、Windows 95/98/Me。作成可能な刺しゅうのサイズは最大260×160mm。価格は9万9800円で、従来バージョン(Ver.1)からのアップグレードキット(ソフトウェアのみ)は1万9800円。



大型カラー液晶とFDDを装備し、家庭用としては最高クラスの機能を持つミシン「ULT21」。

 同時に発売となる刺しゅう機能付きミシンULT21は、家庭用ミシンとしては最大の26×16cmの刺しゅう縫製範囲を持つ製品。本体前面に240×640ドットのカラー液晶を搭載し、刺しゅう模様の表示や編集が行えるほか、糸のかけ方や縫い方などのヘルプ表示が可能。同社の刺しゅうミシンで採用されている刺しゅうカードのスロットに加えて新たにFDDを備え、刺しゅう PROで出力したデータや同社サイトで提供する予定(4月1日公開)の刺しゅうデータを利用することができる。刺しゅう以外の機能では、自動糸切り/自動止め縫い/自動糸調子などの豊富な機能を備え、業界で初めて下糸巻き専用モーターを装備することにより縫製中でも下糸巻きが可能。縫製速度の調節や押さえの上げ下げが可能なフットコントローラおよびニーリフターを標準装備する。本体サイズは637(W)×24.8(D)×30.7(H)mm、重量は12.6kg。
 価格は39万8000円。

ブラザー工業(株)
問い合わせ先 052-824-3125



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