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松下、DVD-ROMとCD-R/RW一体型ドライブ搭載のAVノートPC“人”最上位機種を発売

2001年02月19日 17時16分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は19日、AVノートPC“人(ヒト)”X1シリーズの新モデルとして、最上位機種となる『CF-X1ER』を発表した。

DVD-ROMとCD-R/RW一体型ドライブを搭載したAVノートPC“人”最上位機種『CF-X1ER』。外観はドライブ部分以外、既存モデルと同じ

人シリーズは、AV機器との連携による“クリエイティブ・ネットワーク”のコアとなるノートPC。ポインティングデバイスに初心者でも扱いやすい光学式トラックボール(直径16mm)とジョグホイールを採用、アプリケーション一発起動ボタンや、PC本体電源がOFFの状態でも音楽CDを再生できるオーディオパネル、ステレオスピーカー&S-XBS回路採用のウーハーを搭載する。AV機器と連携するノートPCとして昨年11月に発売されたが、購入者層は全体の70%が初心者、特に初めてPCを購入したという人が45%を占め、男女比は男性76%/女性25%、特にX1Dモデルは女性が30%でLet's note L1シリーズの2.5倍という。

今回発表されたCF-X1ERは、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速、CD-ROM読み込み24倍速、DVD-ROM読み込み8倍速のDVD-ROM/CD-R/RWマルチドライブ(一体型ドライブ)を装備する。DVD-ROMドライブはDVD-RAMの読み込み(2倍速)も可能だ。

また、デジタルカメラで撮影した静止画像をSDメモリーカードやPCカードアダプター経由で取り込み、編集できる同社オリジナルソフト『画贈屋さん』が付属する。同ソフトはジョグホイールに対応しており、取り込んだ画像を一覧表示し、ジョグホイールで選択可能。画像を編集してはがきやカレンダー、シールを作成できるほか、BGM入りのスライドショウを作成してCDに書き込んだり、S映像出力端子経由でビデオデッキと接続し、ビデオテープ(VHS)にスライドショウを録画したりできる。CD-Rやビデオテープなどのラベル印刷も可能。また、無料サービス“ドコアルi-modeダイレクト”と連携してiモード対応携帯電話に画像を送信できる。

CPUにインテルSpeedStepテクノロジー対応モバイルPentium III-750MHzを採用、64MBのメモリー(SDRAM)と20GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載する。チップセットはインテル440ZXM AGPで、グラフィックスアクセラレーターはATI RAGE Mobility-M1、ビデオメモリーは8MB。14.1型TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を装備する。独自の液晶AI技術により、動画表示時にコントラストを上げ、映像の色を自然色で再現でき、また動画エリア内のみコントラスト比を変えるビジュアルブライト液晶を採用している。

PCカードスロットはTypeII×2またはTypeIII×1(CardBus対応)で、SDダイレクトスロット(SDメモリーカード/マルチメディアカード×1)も備えている。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。インターフェースは、USB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、i.LINK(S400)×2、S映像出力、携帯電話/PHS電話接続用のワイヤレスコムポート、マイク入力、オーディオ出力、ライン入力、光デジタル音声出力。バッテリー連続駆動時間は2時間20分。本体サイズは幅310×奥行き286×高さ40mm、重量は3kg。OSはWindows Meで、Microsoft Office 2000 Personalをプレインストールする。

3月16日発売で、価格はオープンプライス。推定小売価格は20万円台後半。

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