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拡張ベースに装着した際の前後左右。左右側面の前にあるボタンはベイのロック解除。右側面の後部にあるのは盗難防止用ロックの固定部、左側面にある三日月マークはスリープ/レジュームボタン。 |
拡張ベースに本体を装着した場合、シリアル×1、パラレル×1、PS/2×2、USB×2、10BASE-T/100BASE-TX(本体のパススルー)、CRT出力、TV出力(S-VIDEO)など、インターフェイスは一気に増える。また、手前の左右にはステレオスピーカも装備している。
さらに、拡張ベース下部には2つのドライブベイが備わる。標準ではFDDと24倍速CD-ROMドライブが搭載され、FDDユニットは付属のケーブル(USB接続)で外付けドライブとしても利用可能だ。ベイにはセカンドバッテリ、8倍速DVD-ROMドライブ、CD-RWドライブ、ZIPドライブ、スーパーディスクドライブなどに換装可能だ。これらはいずれもオプションだが、既存のA4ファイルサイズノートPCである「omnibook 6000」と同じユニットが利用できる。
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拡張ベースのベイに収納されるFDDと24倍速CD-ROMドライブ。ヘビーユーザーにとってはセカンドバッテリ(3月上旬発売予定)なども欲しくなるモジュールだ。 |
拡張ベースの手前部分にはモノクロの液晶ディスプレイと“再生/早送り/巻き戻し/停止ボタンが搭載されている。液晶には普段は時計が表示されており、CD-ROMドライブに音楽CDを入れた場合はomnibook 500本体がなくても拡張ベースだけで音楽を聴くことができる。拡張ベースのベイにセカンドバッテリを内蔵した場合はAC電源なしでもCDプレーヤとしてし利用できるなど芸は細かい。しかし、omnibook 500本体とセットしたとき再生ボタンなどがWindows Media Playerの操作ボタンになるといった設定はできないのが少々残念だ。
ビジネスだけではもったいないスタイリッシュノート
今回試用したのは、「F2165K#ABJ」というモデルで、Mobile PentiumIII-600MHz/128MBメモリ/10GB HDD/拡張ベース付属/Windows 2000という構成だ。ラインナップは以下の表のとおりだが、現在発売中なのはMobile PentiumIII-600MHz搭載の2モデルのみだ。
現在のところ価格が判明しているのは発売中の2モデルのみだが、Mobile PentiumIII-700MHzモデルは20万円後半、Mobile Celeronモデルは20万円強の価格が想定されており、IBMのThinkPadシリーズ(X20やi Series 1620)などと比べてプライスパフォーマンス的にも十分対抗できるだろう。
なお、omnibook 500は現在のところビジネス向けPCを販売するhp directのみで扱われているが、スタイリッシュなスリムデザインは個人ユースでも十分魅力は高い。プリインストールアプリケーションの強化などを含め、コンシューマ向けのモデルの発売にも期待したい。
hp omnobook 500のラインナップ
モデル名 |
主な仕様 |
価格 |
F2168K#ABJ |
Mobile PentiumIII-700MHz/128MBメモリ/20GB HDD/拡張ベース付属/Windows 2000 |
価格未定(3月1日発売予定) |
F2168W#ABJ |
Mobile PentiumIII-700MHz/128MBメモリ/20GB HDD/拡張ベース付属/Windows 98SE |
価格未定(3月1日発売予定) |
F2165K#ABJ |
Mobile PentiumIII-600MHz/128MBメモリ/10GB HDD/拡張ベース付属/Windows 2000 |
25万9000円 |
F2165W#ABJ |
Mobile PentiumIII-600MHz/128MBメモリ/10GB HDD/拡張ベース付属/Windows 98SE |
24万9000円 |
F2437W#ABJ |
Mobile Celeron-500MHz/64MBメモリ/10GB HDD/拡張ベースオプション/Windows 98SE |
価格未定(3月1日発売予定) |
CPU |
Mobile PentiumIII-600MHz |
メモリ |
128MB |
液晶 |
12.1インチTFT |
解像度 |
1024×768ドット/フルカラー |
HDD |
10GB |
CD-ROM |
24倍速 |
通信 |
モデム、LAN |
サイズ |
280(W)×220(D)×25(H)mm |
重量 |
約1.6kg |
OS |
Windows 2000 |
Officeアプリ |
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