ネット専業銀行“eBANK(イーバンク銀行)”(仮称)の設立を目指している日本電子決済企画(株)は15日、電子メールで送金が行なえるオンラインサービス“PayPal”を運営する米PayPal社と、日本国内における業務提携で基本合意に達したと発表した。イーバンク銀行は今春の銀行免許取得を目指しており、そのサービスのひとつとして、8月に国内でPayPalサービスを開始する予定という。
“PayPal”(ペイパル)は、1999年10月にサービスを開始した電子メールによる送金サービス。オンラインオークション“eBay”などの個人の支払いから、企業間の送金にまで対応しており、2000年11月には、クレジットカードを利用して、日本からの登録も可能になった。オンライン送金サービスに関しては、これまで、ウエスタン・ユニオンなど、日本以外で電話やメールで送金できるサービスを行なっている企業が、日本でのサービスに参入を計画していたが、法律上の問題で実現していなかった経緯がある。
