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FSB 266MHz対応マザー「GA-7DX」がAMDの公式動作認証を得て登場!

2001年02月15日 22時56分更新

文● Jo_Kubota

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GA-7DX

 FSB 266MHzに対応するAMD760チップセット(正確にはAMD761 NorthBridge)を使ったマザーボードで最初にリリースされたのは、Gigabyteの「GA-7DXC」だった。GA-7DXCはFSB設定クロック133MHzも可能だが、その動作は保証されておらず、事実上DDR SDRAMのPC1600規格用となる。その後、ASUSTeKからFSB 266MHz対応をうたう「A7M266」が登場するものの、実はAMDの公式動作リストに掲載されていない。そのため、今回登場したGigabyteの「GA-7DX」が、AMDより公式動作認証を受けたマザーボードとしては初お目見えとなる。



ディップスイッチ

 満を持して登場した感のあるGA-7DXだが、基本的なスペックはGA-7DXCと全く同じ。拡張スロットの数はAGP×1、PCI×5、AMR×1でDIMMスロット×2。FSB設定クロックをBIOSではなく基板上のディップスイッチで95/100/103/105/110/115/133の中から選択する点をはじめ、Windows上からFSBの設定が可能なユーティリティ「EasyTuneIII」にも対応する点や電圧が自動設定である点にも変更は見られない。GA-7DXCでは存在しなかったノイズ対策と見られる電子部品がチップセットとCPUソケットの間に取り付けられており、これが見分ける指針となるだろう。このノイズ対策がAMDの認定を受けた決め手の1つと思われる。
 オーディオ機能は、SouthBridge“VT82C686B”内蔵のAC'97機能は使わずに、別途Creativeのサウンドチップ“CT5880”をオンボードで実装し、4チャンネル出力をサポートする。



ノイズ対策
CPUソケットのすぐ近くに見えるノイズ対策部品
ノイズ対策
マザーボードのリビジョンは3.0となっている
誤植?

 なお、マニュアルもほとんどのページでFSB設定クロック100/133MHz(FSB 200/266MHz)対応に書き換えられているが、一部“PC-200”と記載されている注意書きも見受けられる。これが誤植なのか、本当なのかは今のところ不明だが、ユーザーがもっとも気にしている部分がFSBまわりだけに、この部分の表記があいまいなのはやや残念だ。



ポップ

 価格は2万円台後半。15日現在、入荷しているショップは調査した限りわずか3店で、そのいずれも入荷量は数枚程度。今週末、他店に幅広く入荷するのか現段階では不明のため、しばらくは品不足が続くかもしれない。



15日現在の価格情報

価格 ショップ
\26,800 ギガパレス秋葉原本店
高速電脳
\26,800 OVERTOP
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