(株)ジャストシステムは、MP3ファイルの作成／管理／再生などが可能な「MP3 BeatJam」の最新版として、「BeatJam XX-TREME(ダブルエクストリーム)」を3月23日に発売する。今回はMP3に関する機能拡張よりもインターネット経由の音楽配信に対応する機能強化がメインになっており、製品名からもMP3の文字が取り去られているが、従来同様のMP3関連機能が搭載されている。
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| 今回新たにATRAC3の再生機能を搭載(エンコード機能は未搭載)した「BeatJam XX-TREME」。インターネット経由の音楽配信に関する機能強化が今回の主なバージョンアップ点となる。 |
BeatJam XX-TREMEのパッケージは、MP3／WMA形式の音楽ファイル作成、再生、管理を行う「BeatJam XX-TREME」と、インターネット経由の音楽配信(Windows Media Technology)に対応したストリーミング再生を行う「BeatSteam(ビートストリーム)」の2本で構成されている。
BeatJam XX-TREMEは、従来と同じMP3／WMA形式に対応したエンコード＆デコードエンジンを搭載し、CD-Rライティング機能も内蔵する。今バージョンではアプリックスの「WinCDR 6.0」に対応したため(WinCDR 6.0自体は付属しない)、対応するCD-R/RWドライブが増えている。なお、内蔵ライティング機能で対応するドライブはジャストシステムのWebサイトから確認可能。また、細かいところでは曲名のリスト作成がドラッグ＆ドロップで可能なインターフェイスに変更された(これは、ユーザーのリクエストが多かったため)。
新たに追加されたBeatStreamは、Windows Media Technologyを使ってATRAC3形式の音楽ファイルを有料配信する(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の「bitmusic」などに対応したストリーミング再生ソフト。キーボードから入力した単語(読み)を元にインターネット上の関連サイトを表示する「ATOK Direct」機能を搭載し、アーティスト名や曲名の一部を入力すると、あらかじめジャストシステムが登録した著作権を保護している楽曲掲載サイトなどを表示、曲データを探し出して聴くことができる。なお、現在SME以外の音楽配信会社数社と交渉中で、発売日までに対応する(視聴可能な)配信会社が増える予定だという。
対応OSはWindows 95／98／Me／NT 4.0＋SP5以上／2000。価格は4800円。既存のMP3 BeatJamシリーズの登録ユーザーは、アップグレード版(2800円)をジャストシステムからの直販で購入可能だ。また、CD-Rライティングソフト「WinCDR 6.0SE」(OEM版)をバンドルした「BeatJam XX-TREME Writing Factory with WinCDR 6.0」も1万本限定で同時発売される。価格は8800円で、こちらもMP3 BeatJamシリーズの登録ユーザーに優待版(7000円)が用意されている。
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| BeatJam XX-TREMEは、高音質と評価の高いFraunhofer IIS社製のMP3エンコードエンジンを採用(従来と同じ)。CDDB2サーバから日本語の音楽CD情報を取得して、曲名やアーティスト名を自動入力できる。さらに、同社のラベル印刷ソフト「ラベルマイティ」でこれらの情報を記載したCD-Rラベルの作成も可能だ。それにしても、画面はちとあんまりな仮名なのでは……。 |
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| 前作(MP3 BeatJam X-TREME)で好評だったミニプレーヤのスキン変更機能も搭載。最初から、メカニカルなもの、ポップなものなど多数のスキンが収録されている。さらにジャストシステムがスキン作成ソフト「BeatJam SkinMaker」を無償配布しており、ユーザーが作成したオリジナル新作スキンデータをジャストシステムのWebサイトなどから無料で入手可能だ。 |
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| BeatStreamでは、ストリーミング音楽配信だけでなく、動画配信(Windows Media Player互換)の再生表示も可能。ATOK Direct機能により、右上にある「でじぱー」と書かれた部分に単語(読み)を入力すれば、関連サイトが表示される仕組みだ。 |
(株)ジャストシステム
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