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日本HP、大判インクジェットプリンター用顔料インクシステムを発表

2001年02月13日 20時46分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は13日、同社のグラフィックス市場向け大判インクジェットプリンター『HP DesignJet 5000』シリーズ用に、顔料インクでの印刷を可能にする『UVアップグレードキット』と耐光性に優れた顔料インクシステム『HP No. 83インクシステムUV』を開発、3月上旬に出荷を開始すると発表した。

製品写真
『HP DesignJet 5000』シリーズ

今まで、『HP DesignJet 5000シリーズ』は染料インクのみに対応していたが、『UVアップグレードキット』を装着することで、顔料インクでの印刷が可能になり、1台で用途に応じて染料と顔料を使い分けることができる。これにより、長期掲示用屋外サイン、ポスター、バナー、店頭用ポスター、壁面装飾、POP、ウィンドディスプレー、バックライト、絵画複製、写真複製、フロアグラフィックス、車両マーキングやカラープルーフィングなどの用途に使用できるとしている。

UVアップグレードキットは、“HP Jetexpress テクノロジ”により最高速度でA0サイズが約1分で顔料タイプのプリントを行なえる。価格は『dj5000用 B0 UV アップグレードキット/インク』(Q1286A#ABJ)、『dj5000用 1524mm UV アップグレードキット/インク』(Q1287A#ABJ)が33万円。『dj5000用 B0 UV アップグレードキット』(C2377A#ABJ)、『dj5000用 1524mm UV アップグレードキット』(C2379A#ABJ)が4万5000円。

『HP No.83インクシステムUV』は、6色のインクシステムにより、幅広い色域と滑らかなカラーの階調表現を行なえる。独自のテストで、窓越し太陽光の下、HPキャンバスで約12ヵ月、その他のHPメディアで約半年、標準的な屋内照明下で約75年以上ほとんど色褪せが見られないと実証しているという(現在も継続してテスト中)。色は“黒”、“シアン”、“マゼンタ”、“イエロー”、“ライトシアン”、“ライトマゼンタ”の6色で、価格は各3万9000円。プリントヘッド/クリーナーを各色用意する。価格は各1万7000円。

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