ソニー(株)は、155万画素CCDと新開発の14bitA/Dコンバータを搭載し、高画質の静止画/動画が撮影できるDVカムコーダ「DCR-TRV30/DCR-TRV17K」を発表した。
155万画素CCDを搭載し、高画質の静止画をメモリースティックに記録できる「DCR-TRV30」。 |
DCR-TRV30は、155万画素の1/4インチCCDを搭載、有効画素は動画で97万、静止画で139万画素となっており、水平解像度530本のプログレッシブ動画や最高1360×1020ドットの静止画を撮影可能。新開発の14bitA/D変換プロセッサ「14ビットDXP」によってきめ細かな信号処理が可能となり、階調表現力が向上している。ポップアップ式のストロボを内蔵し、暗所での静止画撮影に利用できる。別売りの大容量バッテリパック「NP-QM91」の使用により、最大7時間55分という長時間利用が可能(バッテリなどアクセサリキットは別売り)。
68万画素CCDを採用する普及機ながらメモリースティックスロットやUSB端子の搭載によりPCとの親和性が高い「DCR-TRV17K」。 |
DCR-TRV17Kは、68万画素の1/4インチCCDを搭載、最大640×480ドットの静止画を撮影できる。別売りの大容量バッテリパック「NP-QM91」の使用により、最大11時間35分という長時間の利用が可能なのが特徴。標準でバッテリパック「NP-FM30」(最大約2時間の利用が可能)および充電器、4MBメモリースティックが付属する。
両機種に共通する特徴しては、表現力で定評のあるカール ツァイスレンズを採用し、光学10倍ズーム/デジタルズームと合わせて120倍の望遠撮影が可能。メモリースティックスロットを備え、撮影した静止画を記録できるほか、MPEG1形式の動画も記録できる(テープに記録はできない)。また、DVテープに録画した動画や静止画をキャプチャし、静止画(640×480ドット)としてメモリースティックに記録することも可能。静止画や動画はUSBポートを経由してPCに転送できる。また、アナログビデオをデジタル変換してDVテープに録画する機能や、i.LINK端子でのDV入出力機能、インターバル撮影機能などを備える。
また、同社が進める画像配信サービス「i-Jump」に対応する。これは付属ソフトウェアを使ってPC上でGIFアニメ(2コマ)を作成し、PCからインターネット経由で携帯電話などへのメール送信を可能とするもので、付属CD-ROMのソフトウェアとユーザー登録が必要となる。また、プレイステーション2に画像を撮り込んでゲームで遊ぶことができる「ピクチャーパラダイス」に対応し、メモリースティックに記録した画像をUSBで接続したプレイステーション2に転送し、対応したゲームなどで利用することが可能。
本体サイズ/重量は、TRV30が71(W)×168(D)×95(H)mm/約680g、TRV17Kが74(W)×175(D)×95(H)mm/約650g。
価格はいずれもオープンプライス。発売は、TRV30が3月20日、TRV17Kが3月10日。
ソニー(株)
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