(株)ソニーは、3.5インチFDDを搭載し、撮影した画像をフロッピーディスクに記録できるデジタルカメラ「FD Mavica(マビカ)シリーズ」の最新モデル「MVC-FD97」「MVC-FD92」「MVC-FD87」3機種を発表した。3月21日より順次発売する。
光学10倍ズームと手ぶれ補正機能など高い機能を持つ「MVC-FD97」。メモリースティックスロットの搭載により大量の撮影が可能となった。 |
MVC-FD97/FD92/FD87は、従来からのFD Mavicaシリーズの最新モデルにあたり、それぞれ従来機「MVC-FD95」「MVC-FD90」「MVC-FD85」の基本仕様を継承する。従来モデルとの違いは、MVC-FD97/FD92において、メモリースティックスロットを新たに装備した点。これにより、FD97(211万画素)で撮影した場合3~4枚でフロッピーが一杯になってしまうといったことが避けられ、最大64MB(現行のメモリースティックのラインナップ)まで連続撮影が可能となった。メモリースティックスロットは本体下部に搭載され、背面のスライドスイッチで記録先のメディアをフロッピーかメモリースティックに切り換えることができる。背面の液晶モニタに表示されるメニューから、フロッピー/メモリースティック間で画像データをコピーすることも可能。また、FD97とFD92はUSB端子を新たに装備し、フロッピー/メモリースティックともにPCから読み書きが可能。
比較的コンパクトなサイズの「MVC-FD92」。メモリースティックとUSB搭載により手軽に画像データをPCに転送できる。 |
主な仕様は、FD97は211万画素の1/2.7インチCCDと光学式手ぶれ補正機能付きの光学10倍ズームレンズを搭載する。FD92は、130万画素の1/3.6インチCCDと光学8倍ズームレンズを搭載する。FD87は基本的仕様はFD85と変わらず、130万画素の1/2.7インチCCDと光学3倍ズームレンズを搭載するほか、本体色が明るいシルバーに変更された。
マイナーチェンジとなる「MCV-FD87」。本体色の変更に加え、実売価格も引き下げられている。 |
価格はいずれもオープンプライスで、実売価格はFD97は9万円前後、FD92は7万円前後、FD87は5万5000円前後と予想される。
ソニー(株)
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