このページの本文へ

NTTドコモ、『P503i』がデータ消去バグで販売見合わせ――JPEG画像表示で問題発生か?

2001年02月09日 20時54分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは9日、1月26日に発売した『デジタル・ムーバ P503i HYPER』で電話帳などのデータが消える不具合が発見されたため発売を見合わせると発表した。既存ユーザーには交換で対応する予定。

『デジタル・ムーバ P503i HYPER』『デジタル・ムーバ P503i HYPER』

NTTドコモのリリースによると、ある条件下で作成された一部サイトに接続した際、電源が切れ、再度電源を入れ直すと、電話帳やiアプリのデータ(リスト参照)が削除されるという。

消去されるデータ

  • 電話帳データ
  • 日付時刻
  • 保存されているiアプリデータ
  • 保存されているメール
  • 保存されているiメロディ
  • ブックマーク
  • 画面メモ

NTTドコモはこの対応として、P503iの“画像表示設定”の“縮小表示”設定を“画像なし”あるいは“100%表示”に設定することで回避できるとしている。P503iのユーザーに対しては、交換用機器が準備できしだいダイレクトメールで知らせるという。同社は「画像縮小時に必要なソフトにバグが発見された」としている。

実は、P503iでは本来iモードでは表示できないJPEG画像の表示が表示できてしまう(iモードではGIF形式の画像のみをサポートしている)という隠し機能(マニュアルにはいっさい書かれていない)があり、ユーザーの間で話題となっていた。GIF形式しか表示できないF503iでは問題が起きていないことから、この“隠し機能”を入れたことがバグの原因となったことも考えられる。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン