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警察庁ほか、不正アクセス行為の発生状況を発表――昨年の被害件数は106件

2001年02月09日 19時31分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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警察庁と総務省、経済産業省は9日、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に基づいて、不正アクセス行為の発生状況を発表した。

それによると、2000年2月13日(法律の施行日)~12月31日までの期間に、警察庁に報告のあった件数は106件だったという。被害を受けたのは、プロバイダーが59件と最も多く、次いで大学が8件だった。

不正アクセス行為によって受けた被害は、Webページの改ざんや消去が33件、DOSツールを仕掛けられたのが2件あった。不正アクセス行為で利用された手段のほとんどは、他人のアカウント・パスワードを使用してアクセスする方法で、パスワード管理の甘さやウイルス・ワームに疎い初心者を狙った恰好だ。

同法律違反の検挙件数は期間中、31事件(67件)で検挙人数は37人だったという。被疑者は、30代の成人が16人と最も多く、10代の少年も6人含まれている。

不正アクセス行為の防御については、メールの添付ファイルを不用意に開かないこと、推測されやすいパスワードを使用せず適切な管理を行なうことを挙げている。

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