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サン、64bitプロセッサー『UltraSPARC IIe』の販売を開始

2001年02月09日 16時30分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は8日、新設計の64bitマイクロプロセッサー『UltraSPARC IIe』の販売を同日付で開始したと発表した。価格は400MHzの単価が2万8800円、年間5万個発注時の単価は1万8200円、500MHzの単価は4万4700円、年間5万個発注時の単価は2万8200円。併せて、『UltraSPARC IIe』を搭載したラックマウント用薄型サーバー『Netra T1 AC200』を発売した。価格は43万1000円。出荷開始は3月上旬。

製品写真
『UltraSPARC IIe』

『UltraSPARC IIe』は、同社のハイエンドサーバーなどで実績のある『UltraSPARC IIs』を基本設計とした、エントリークラスのサーバーや組み込み制御アプリケーション市場に向けの64bitマイクロプロセッサー。256KBのオンチップ2次キャッシュ、メモリーコントローラーを内蔵し、製品の実装時において卓越した価格性能比を実現するとしている。2300万個相当のトランジスターを、0.18μm、6層アルミ配線のCMOSプロセス技術により集積し、クロック周波数は400/500MHz。さらに最大8Wまで消費電を抑えた。予測性は、500MHz動作時でにSPECint95が20、SPECfp95が21、SPECjvm98が26。Solarisのほか、ChorusOS、VxWorksなどのリアルタイムOSもサポートする。

製品写真
『Netra T1 AC200』

『Netra T1 AC200』は、UltraSPARC IIe-500MHzを搭載した1U薄型ラックマウントサーバー。ウェブサーバー、キャッシュサーバー、メールサーバー、ネームサーバーなどの用途向けの製品。平均的な高さ40U(約180cm)のEIA標準ラックに40台まで格納可能。256KBのオンチップ二次キャッシュを搭載する。メモリーはPC133タイプを最大で2GBまで搭載可能。また、Ultra 2 SCSIに対応したSCSIチャネルが、内蔵記憶装置用とオプションの外部記憶装置用に独立して設けられる。内蔵記憶装置としてはサンの標準的な18.2GBのWide Ultra SCSI対応のHDDを最大で2台まで内蔵できる。ボリューム管理ソフトを使用してミラーリングを行なうことも可能。ディスクドライブは、筐体前面から取り付け取り外しが可能。

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