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KM133マザー第4弾は“Tomato”!! 一方、同社のBabyATマザーは最終入荷!?

2001年02月08日 21時39分更新

文● 小磯

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PG133

 7日の記事でASUSTeKのKM133チップセット搭載マザーボード「A7VI-VM」を紹介したばかりだが、一夜明けたこの日、“Tomato”ブランドのマザーボードで知られるZIDAからも「PG133」が現れた。ソフトアイランド秋葉原店が販売中だ。



SouthBridge

 同製品は、昨年12月28日に登場したKT133チップセット搭載マザーボード「PM133」と同じPCBで、MicroATXフォームファクタを採用している。NorthBridgeがProSavageコアを統合した“VT8365”になっている点以外、PM133と機能面での違いはない。よって、SouthBridgeもPM133と変わりなく“VT82C686A”。IDEがUltra ATA/66までの対応となっているのは、他社製KM133マザーボードと比べると残念だ。ただし、価格は1万1900円であり、これまでにアキバへ登場しているKM133マザーボードより約3000円~5000円安価と、お買い得感は高い。Duronベースで格安PCを組む計画がある人には注目の製品だ。



電池
なぜか電池が縦置きなのもPM133と同じ
バックパネル

 なお、統合チップセット搭載マザーボードでは通常、バックパネルにD-Sub15ピン端子を装備しているが、同製品のバックパネルにはそれがなく、シリアルポートが2つ並ぶ。ではビデオ出力端子はというと、基板上のビデオ出力端子からブラケットへD-Sub15ピン端子を引き出す仕様になっている。拡張スロットはAGP×1、PCI×3となっており、ProSavageコアを使う際はAGPスロット部分にブラケットを取りつけ、AGPのビデオカードを使う際はブラケットを外せばいいわけだ。シリアルポートを2つとも使えるのは、昔の周辺機器を使い回したい時に重宝するだろう。
 FSB設定クロックは90/95/100/100.9/101/102/103/105/107/109/
110/111/113/115/117/133で、これらはジャンパで変更可能。CPU動作倍率変更が可能かどうかは、マニュアルに記載がないため不明である。



ビデオ出力端子
ビデオ出力端子。ここからブラケットにビデオ出力を引き出す。PM133の時は端子が省略されていたことを考えると、やはり“TV”というシルク印刷はテレビ出力端子を意味するのだろうか
D-Sub15ピン端子
このブラケットでビデオ出力を外に出す

人気のBabyATマザーが最終入荷!?

最終入荷!?

 これでまた魅力的な価格のTomatoブランドに選択肢が増えたわけだが、一方でソフトアイランド秋葉原店によると、BabyATフォームファクタのマザーボードはひょっとすると最終入荷になるかもしれないという。すでにSlot1/Socket370両対応のi810マザーボード「T810B-SE」はZIDAのウェブサイトからも姿を消しており、間違いなく最終入荷であるほか、T810B-SEの廉価版である「T810B-CU」やApolloProPlus搭載の「BXv98-CU」(V693)、SiS630E搭載の「V630E」なども、次回入荷できるかは分からないとのこと。二度と手に入らないかもしれないので、気になっていた人は注意しておいた方がいい。

 TomatoブランドのBabyATフォームファクタ採用マザーボード各製品の価格は以下のとおり。


価格 製品名
T810B-SE \8,280
T810B-CU \7,680
BXv98-CU(V693) \7,280
V630E \9,680
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