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ASUSTeKからもKM133マザー「A7VI-VM」が登場

2001年02月07日 17時53分更新

文● Jo_Kubota

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A7VI-VMポップ

 Athlon/Duron環境でのビデオ統合チップセットマザーボードはMSIの「KM133M Pro-A」、SOYOの「SY-K7VMM-B」の2製品がアキバでは確認されているが、ASUSTeKからも「A7VI-VM」が登場した。価格は高速電脳で1万5800円。



マニュアル

 NorthBridgeが“VT8365”でSouthBridgeは“VT82C686B”、MicroATXフォームファクタを採用している点は先行している2製品と同じ。NorthBridgeに内蔵するビデオ機能“ProSavage”のほか、サウンドチップもオンボードで搭載しており、仕様はあまり変わらない。AGPスロットを搭載し、ProSavageでは飽き足らない場合でもビデオカードを利用できる点も同じだ。ちなみにPCIスロットは3本搭載する。
 マニュアルで、FSB設定クロックは90/95/100/101/102/103/105/110/133まで確認できたが、110~133MHzまでに中間の設定があるかどうかは今のところ不明。基板上にはディップスイッチが搭載されているが、これは倍率ではなくFSBクロックを設定するもの。



A7VI-VM

 今回のA7VI-VMはEthernetコントローラを搭載していないが、マニュアルにはRealtekの“8139C”オンボードモデルも紹介されている。他のASUSTeK製MicroATXマザーボードと同様に、Ethernet機能付きモデルも発売される可能性は高い。
 なお、マニュアルや代理店のカタログには、同製品と同じくNorthBridgeにVT8365を搭載し、PCBが同じ「A7V133-VM」がラインナップされている。これは型番どおり、FSB 266MHzに対応するようで、そう遠くない将来に販売が開始される予定だ。しかし現段階で、VIAからはFSB 266MHzをサポートする統合チップセットについてのアナウンスはない。KT133とKT133Aのように、“KM133A”が登場するのか、はたまたカタログどおり、リビジョン違いのKM133でFSB 266MHzに対応するのか。現時点では不明である。



A7V133-VM
こちらはA7V133-VM。PCBはA7VI-VMと同じものだ

 使い途は先行2製品と同じくDuronベースの低コストPC用。メモリ容量128MBでHDD容量が10GB程度のPCなら5万円程度で揃えられるだろう。DuronがCeleronに対抗するための武器が、またひとつ増えたわけだ。

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