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NEC、携帯機器向けRISCプロセッサーを発表

2001年02月07日 16時18分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は6日、Windows CEマシンなどの携帯機器向け64bitRISCマイクロプロセッサー『μPD30131F1』(愛称:VR4131)を製品化、5月にサンプル出荷を開始すると発表した。

製品写真
550万トランジスターを集積した『μPD30131F1』

『μPD30131F1』は、MIPS64bitアーキテクチャーに準拠し、2命令同時実行が可能なスーパースケーラーアーキテクチャーの64bitRISCコア『VR4131コア』を採用。200MHz動作時で340MIPSの処理能力を持つ。キャッシュには2ウェイ・セット・アソシアティブ構成や分岐予測機構の強化なども行なった。製造プロセスはアルミ4層の0.13μmで、内部動作電圧は1.5V。消費電力は220mW。システムアイドル時の消費電力を抑える“EXサスペンドモード”も搭載する。PCIバス、メモリー、汎用I/O、IrDAを始めとするインターフェースを搭載する。パッケージには224ピンのファインピッチBGAを採用。

サンプル価格は5000円で、量産時の単価は1万個受注時で3000円を予定。9月以降月産10万個規模で生産するとしている。

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