さて、今回問題となるのは、Windows XPの最新のデスクトップのスクリーンショットである。
前回のコラムでも書いたが、つい先日、最新バージョン「Windows CEMENT」なるWindowsが登場すると、インターネットで騒がれていた。しかし実は、これ単に「CE+Me+NT」を合体した名称で、セメントで固められたWindowsのパッケージ写真が掲載されたホームページまでできていたくらいだ。
これと同じスタンスで、かつてMicrosoftが「Linux」のディストリビューションを開発中だという噂があった。この時、米国Microsoftのサイトでは、Linuxの技術者を募集していたため、「もしかしたら」と思われたが、これもデマだった。下の画面は、この時作られていた「Microsoft Linux」のサイトのスクリーンショットである。
どうやら、このパッケージは「Microsoft Linux Enterprise Edition」のものらしい。もちろん作り物ですね! Linuxの世界で有名な「GPL(General Public License)」を、「GPL(Gates Private License)」と言い換えていたのに、思わずニヤリ。 |
もうここまでくると、これを作った人間が、Microsoftを心底憎んでいるのか、本当は愛しているのか分からなくなる。何事でもそうだが、なにしろ何でもアリのインターネットである。どこまで信用できるかは、全く分からない。そこで「Windows XP」の登場だ!
衝撃のスクープ画面! 「Windows XP」のデスクトップのスクリーンショット。しかし、どうやらニセモノくさい。 |
しかし素晴らしい完成度だ。右上の「Windows eXPerience 2001 Gold Edition」が気になる。右下には、「Built on Microsoft.NET Technology」とあり、ダイアログ内のメッセージもうまくできているが、「Built on Microsoft COM++ Technology」がどうもくさい。「COM++」とは何だろう? この画面、是非Microsoft社に完全否定していただきたい。そしたら、またニュースになるんだけどなぁ。