(株)ソフトボートは6日、日本語検索エンジンコンポーネント『MindSearch』の開発キット『MindSearch SDK』を、販売総代理店として20日から発売すると発表した。価格は20万円。併せて、MindSearch SDKの全機能を31日間使用できる評価版のダウンロードサービスをMindSearch専用ウェブサイトで開始する。
MindSearchは、日本語の文区切りを認識して検索結果を出力する検索エンジン。“表わす”と“表す”などの送りがなの表記のゆれや、“デジタル”と“ディジタル”などのカタカナ表記の違いを正規化ルールに従って同一化し検索する。テキストファイルとHTMLファイルに対応するほか、Wordファイル用などの7種類のフィルターオプションを用意する。(株)言語工学研究所のシソーラス辞書のインターフェースライブラリーを別売りし、検索キーワードの類義語による検索も可能とする。開発者はスクリプツ・ラボ(有)の片桐明代表取締役。
MindSearch SDKは、MindSearchの開発キット部分を単体販売するもので、デバッグ用の3ユーザー同時アクセス版のMindSearchを同梱する。実運用時にはユーザー数に合わせた追加購入も可能となる。なお、従来から販売している、開発キットとランタイムフィーをバンドルしたMindSearchの価格は88万円~188万円。
対応OSは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000。対応する開発環境はInternet Information Server(IIS)上のVBScript、VisualC++、Visual BASIC。COMコンポーネントとして提供されるので、情報システムやアプリケーションなどにナレッジマネジメント支援機能として組み込めるという。