レッドハット(株)は5日、次期『Red Hat Linux』のベータ版『Fisher』の国内配布を開始したと発表した。
今回のベータ版は、カーネル2.4が正式採用され、同カーネルに基づく機能追加、ならびに既存バージョンのエンハンスが施されている。また、Itaniumアーキテクチャーのサポート、ファイアーウォールコンフィギュレーションを含むインストーラーの改善、ワークステーションのインストールにネットワークセキュアーサービスをサポート、完全に統合化した日本語サポート、グラフィカルkickstartコンフィギュレーションプログラムサポートなどを行なった。従来、べータ版はFTPサイトに公開し、ダウンロードによる配布を行なっていたが、容量の増加と、国内のインターネットインフラの状況を考慮して、Linux関連の国内主要出版社と協力し、雑誌媒体を利用した配布を3月に実施するという。