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レゴ・スタントラリー

レゴ・スタントラリー

2001年02月02日 23時41分更新

文● 尾関

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レゴ・スタントラリー

アイドスインタラクティブ

オープンプライス(実売6000円程度、2月23日発売予定)

巧みな切り口でコンピュータの世界へとレゴブロックの魅力を広げ続けるアイドスインタラクティブの「レゴシリーズ」。今度のレゴはレースゲーム「レゴ・スタントラリー」だ。

コース上にはいろんな障害物が……。車線変更して避けよう!

 が、レゴシリーズ愛好者の中には「おやおや?」と思われた方もいるだろう。既に「レゴレーサー」というレースゲームタイトルが存在するからだ。私も「レースものは出たばかりだけどな……」と思いながらインストールを行った。そしてマニュアルを読みつつ「え~と、カーソルキーで車の操作か。↑がアクセルで、↓がブレーキ&バックで、←と→で車線変更と……、え? 車線変更!?」。
 そう、このゲームにハンドリングによるコーナー操作は一切ない。基本的にマシンは勝手にコーナーを曲がってくれるのだ。ただ、オーバースピードの場合はコースアウトしてしまう。そこで、コーナー手前でチョンとブレーキをかけ、リアタイアの滑り具合をみつつチョビチョビとアクセルをあけていく……。って、これはスロットレーシングではないですかっ!!



これはもっともメジャーなTYCO社(国内販売はエポック社)のもの。懐かしく思う方もいるのでは?

 スロットレーシングとは? 電極の通ったコース上を溝(スロット)に添わせて車を走らせる組み立て模型の類いだ。と書くとわかりづらいが写真を見ていただくと「あぁ~!」と、思い出していただける方も多いのではないかと思う。これはHOスケール(1/87スケール)と呼ばれ筆者も最近密かに買い集めているタイプだ。ほかにも1/32、1/28、1/24といったスケールがあり、こちらはHOスケールに比べて、いくぶんマニアックな世界で、数年に一度、ちょっとした盛り上がりを見せるのだが、これが流行りそうで流行らない高尚な趣味なのである。



右側の3つのボタンで車種/ボディーカラー/タイヤを選べる。車はホットロッドからモンスタートラックまで個性的な車が程よくあります。

 余談でした! というわけで、「レゴ・スタントラリー」の内容を説明しよう。まず、操作は基本的にアクセルのオン/オフだけで、数あるレースゲームの中でもずば抜けて単純明快だ。ただし、操作が単純だからといって、ゲームが単純というわけではない。モチーフになったスロットレーシングも、本来は対象年令の高い趣味であり、アクセルのオン/オフだけでもレースの駆け引きは十分に楽しめる。いや、むしろこのシンプルさゆえに「抜きつ、抜かれつ、ぶつけつつ」というレースの醍醐味を純粋に味わえるのである。ほとんどのマシンはカーブ時に減速しなければならず、また、コーナーリング中にアクセルを開け過ぎるとマシンはバランスを失ってしまう。そうなったらもうアクセルもブレーキも命取りである。十数種類あるマイマシンはそれぞれスピード、コーナーリング能力、当たりの強さ(笑)などに特徴があり、さらに履くタイヤで“スピード”と“グリップ”のバランスを3段階に調整できる。かわいいレゴが主人公ながら、このあたりのこだわりぶりはまさしくスロットレーシングの世界を正確に再現している。



オープニングから喋りまくるミスターX。取りあえずこのゲームの中では彼の言うとおりにしとけば間違いござんせん。
チャンピオンシップの舞台となる「レゴ スタントアイランド(ミスターX個人所有)」の全景。

 実際にゲームを走らせてみるとまず目につくのは画面左下にいるミスターX氏。何を隠そう、彼こそスタントラリーの現ワールドチャンピオン。そして大富豪であり、このゲームの舞台である“レゴ スタントアイランド”のオーナー。つまりはこのゲームの主催者である。プレイヤーである君は、このミスターXのアドバイスのもと、後継者として次のチャンピオンに! というのがこのゲームの筋書きなのだが……。
 このミスターX、なんだかんだいっても要は形を変えたオンラインヘルプなのだが(笑)、このおっさんが絶えず出っぱなしで、とにかくよ~喋る。オープニングからソフトを閉じる時まで、どこかにカーソルが重なるたびに分かりやすく説明してくれる。おかげでホントにこのゲームはマニュアルを見ることなくプレイできる。前回紹介した「ロックレイダース」にも似たようなキャラクターがでてきたのだが、今回のミスターXはそれにも増してキャラが立ちまくりである。ミスターXのすぐ下の「?」を押せば消すこともできるが、その去り際の台詞がまたいい感じなのである。



レースには4つのモードがある。
マルチプレイの画面。4台がばらけるとこのようズームアウトされる。少しプレイしにくいかな。

 話がそれたが、モードは大きくわけて2つ。「レース」と「つくる」だ。レースは「クイックレース」「チャンピオンシップ」「シングルレース」「マルチプレイ」の4つが用意されている。クイックレースは、いきなりランダムコースでレースが始まる。チャンピオンシップはこのゲームのメインでもあるレゴ スタントアイランドでのシリーズ戦だ。島は都市/砂漠/ジャングル/氷といった4つのゾーンにわかれており、最高4人で競うことになる。1位を取ると勝ち抜けで次のコースへ進出することができる。各ゾーンの最終ステージは、ボスとの一騎討ちだ(1対1で競争)。ひとつのレースを優勝するごとに“ニューマシン”や“コースパーツ”が手に入り、マシンは次のレースから、コースパーツは後述する「つくる」で使用することができる。



画面下がキーコンフィグ。赤く囲んであるあたりがアサインキー。
で、それをもとに再現してみた4人同時プレイの図……(画面は合成のため実際とは異なります)。

 シングルレースは、コースと対戦相手を自由に選んでプレイできる。「つくる」で造ったオリジナルコースで遊びたい場合もここだ。最後のマルチプレイは、ネットワーク対戦には残念ながら対応していないものの、最大4人までの同時プレイが楽しめる。といっても人数分だけ画面を分割表示してプレイするわけではなく、なんと、全車が画面に入るように随時ズームイン/アウトされるユニークな方式を採用。コントロールはキーボードに3人が群がり最後の1人がマウスを握ることになる。大人が4人でモニタにかぶりつく様はちと暑苦しいかも。こちらもシングルプレイ同様、「つくる」でつくったコースを選ぶことができる。



右側にパーツとツール群が並び、左下にはやっぱりミスターX。

 さて続いては、いかにもレゴらしさ満点のモードである「つくる」を紹介しよう。要はコースエディットモードなのだが、実際のスロットレーシングの欠点や不満をよく補っていて、実に造りやすい。実物で遊んだことがある人は分かると思うのだが、それなりのコースを組むには結構広い平面(部屋)がいるし、何よりコースプレートが大量に必要だ。大抵はまっ先に直線コースのプレートがなくなって、泣く泣くコースを曲げることになるのだが、「レゴ・スタントラリー」では当然のことながらそんな心配は無用だ。一方、肝心のコースエディットツールの出来だが、ここでもミスターXの大活躍により“良いモノ”に仕上がっている。コースエディットツール自体の出来も十分及第点なのだが、なによりミスターXがよく喋る。おかげでこのモードでも完全にマニュアルいらず。手早く操作を覚えることができ、コース作りに集中できるのである。

ミスターXイチ押しのオブジェクト「ループ」。

 実際にコースを作ってみるとこれがなかなかおもしろい。単純なオーバルサーキットなら当然簡単に作れるのだが、「ここに交差点をいれて……、ここにジャンプ台を……」とやっていくと、意外やセクションとセクションが繋がらない。「が~~」っと直線をのばして繋げようとすると「あれ? 繋がらないや」となることもしばしばである。でも、カーブで繋いじゃうと土地があまっちゃって勿体ない気がするのでついつい工夫してしまう。そんなところがいかにもレゴっぽいのである。

開発元 (株)アイドスインタラクティブ
発売元 開発元に同じ
問い合わせ先 052-775-8380
価格 オープンプライス(実売6000円前後、2月23日発売予定)
対応OS Windows 95/98/Me+DirectX 7
CPU PentiumII-233MHz以上(同-300MHz以上を推奨)
メモリ 32MB以上(64MB以上を推奨)
ビデオ 640×480~800×600ドット/6万色以上(Direct3D対応
HDD 350MB以上(400MB以上を推奨)
CD-ROM 4倍速以上(8倍速以上を推奨、起動時必須)
マルチプレイ 最大4人までの対戦(ネットワークプレイ非対応)

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