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お待たせ! ついにオンキヨーの高機能サウンドカードが登場!!

2001年01月31日 21時21分更新

文● 小磯

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WAVIO Sound Engine SE-120PCI

 昨年11月下旬に発売予定であったが、ずっと延期になっていたオンキヨーのサウンドカード「WAVIO Sound Engine SE-120PCI」がショップに現れ、人気となっている。



パッケージ

 同製品はもともと「SE-100PCI」という型番で99年の12月に発売となる予定だったもの。99年の発表当時から、オーディオ機器メーカーとして定評のあるオンキヨー製ということで注目を集めていたが、サウンドチップの不具合などで発売中止となった。それから1年以上。設計を1からやり直し、型番も変わってついに発売となったというわけだ。
 そんな“待たされた”サウンドカードだけに、いざ販売開始となってみると売れ行きはどのショップでも好調。取材時にはすでに完売というショップもいくつかあった。



各入出力端子

 仕様を見ていくと、音源はソフトウェア“WebSynth”で、アクセラレータチップにESS Technologyの“Maestro M3i”を搭載。APIはDirectSound 3D、A3D 1.0、EAX 1.0/2.0に対応する。入出力端子はアナログ出力×2、アナログ入力×2、光デジタル出力×1、光デジタル入力×1をカード本体のブラケット部に装備。ブラケット1つを占有する拡張カード“サブボード”には同軸デジタル出力×1、同軸デジタル入力×1、MIDI/ゲームコントローラ×1、マイク入力×1を装備する。
 もちろん、デジタル出力端子からはドルビーデジタルのAC-3信号出力とdts信号出力が可能。ただし、パッケージによれば、デジタル入出力とAC-3信号出力のすべてに対応しているOSはWindows Meのみとなっている。今後ドライバのアップデートで対応するとしているが、現時点でWindows 2000環境下でのAC-3出力、ならびにWindows 98環境下でのAC-3出力/デジタル入力には対応していないので注意してほしい。



デジタルI/O動作制限
パッケージに貼られている、デジタル入出力の動作制限表。Windows 98/2000でAC-3出力ができないのは残念だ
Maestro M3i
“Maestro M3i”。写真左にはコーデックチップが見えるが、シールが貼られており詳細は不明

 S/N比は99dBと、PCIのサウンドカードとしてはかなり良好だ。再生サンプリングレートは22.05/44.1kHz、デジタル出力時は44.1/48kHzで、デジタル入力時は32/44.1/48kHzとなっている。MIDIメッセージはGS/GXの両規格に対応。MP3/WMAエンコード機能などを持つ音楽管理再生ソフトウェア“Carry On Music”や、波形編集ソフトウェア“DigiOnSound Light”を同梱するなど、機能面はミッドレンジの価格帯のサウンドカードとして必要十分なものを備えている。コストパフォーマンスは高いと言えるだろう。

2月1日現在の価格情報

価格 ショップ
\18,800 OVERTOP
俺コンハウス
クレバリー1号店(完売→週末再入荷予定)
クレバリー3号店(完売→週末再入荷予定)
PCiN秋葉原(完売→週末再入荷予定)
\19,480 コムサテライト3号店
\19,680 コムサテライト1号店
\19,799 ソフマップ1号店 Chicago館
カクタソフマップ
\19,800 秋葉館Win
T-ZONE.PC DIY SHOP
ツクモeX.
ツクモパソコン本店
ツクモ11号店
【取材協力】

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