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COMMANDOS THE NEXT

COMMANDOS THE NEXT

2001年01月29日 22時15分更新

文● アニキ嶋村

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COMMANDOS THE NEXT

アイドスインタラクティブ

オープンプライス(生産終了)

第二次世界大戦を舞台にした新感覚のストラテジーゲーム「COMMANDOS」。新たな武器とミッションを追加した続編「COMMANDOS THE NEXT」が発売されたので、今回はマルチプレイを中心にレビューするっ!!

今回のブリーフィングに使った作戦マップ。だが、この大きさでもまだマップ全体の3分の1に満たない。最初のミッションとはいえ、やることは多いぞ。

 第二次世界大戦の特殊部隊の活動をモチーフにしたリアルタイム作戦級SLG「COMMANDOS」に、単体でもプレイ可能な続編「THE NEXT」が登場した。基本的なゲーム内容は前作と変わらない。それぞれ異なる能力を持った隊員たちの個性をうまく活かして(場面によってキャラクタを切り替えながら)、ミッションごとに用意された極秘任務を達成するのだ。
 THE NEXTには、脱出や暗殺のほかにも列車砲の破壊など、武者震いの止まらないミッションが8つ収録されている。そこで今回は、“いまだエヴァ人”のサクとUO松本(松ぴー)の応援を得て、マルチプレイの体験レポートをお送りするぞ。すでに気分はサンダース軍曹だっ!!「ぱぱぱぱっぱぱーぱっぱぱっぱぱっぱぱー、野郎ども、援護しろ!!」

タバコを置くと、その位置へ敵兵をおびき出すことができる。敵が手に一服までしてくれる。こんな細かい演出がナイスなのだ。

 で,今回のミッションは「GUESS WHO'S COMING TONIGHT」を選択。マップは前回に比べて2倍以上に広大になり、難易度も跳ね上がっているのだが、より細かくなった描き込みは必見だ。ここでの勝利条件は「東の壁から敵基地構内に侵入し、爆薬を奪取、味方スパイを助けた後に敵司令官を誘拐して逃げる」というもの。まずはマルチプレイの前にはブリーフィング、これが重要だ。シングルプレイでの経験をもとに、攻略手順を全員で確認する。最重要な連携プレイについて、画面をキャプチャした全体地図を見ながら話し合ってみる。が、ここでサクは無謀な策を連発,普段の落ち着いた仕事ぶりからは想像もできない強行突破策を提唱しだす。華麗な連携プレイが身上の私としては、そのような荒っぽい作戦は言語道断なのである。松ぴーは初心者らしく殊勝な心がけ。私の立てた作戦内容の飲み込みもまずまずだが、基本的技能にやや不安か。うーん、一抹の不安を感じつつプレイをスタートだ。



石を投げると,投げられたとおぼしき地点へと急行する。タバコとの使いわけをしっかり憶えておこう。

 最初の難関は,スタート地点から東にある機関銃座だ。そこで我々Vチームは機関銃の後ろに回り込んで制圧することにした。具体的な手順を示そう。

  1. グリーンベレー担当の私が、今回から登場したアイテム「石」と「タバコ」で敵をおびき出す。敵キャラの視界はShift+クリックで確認。ナイフを使ってさっくりと背後から倒す「気持ちいーーーぃ」(銃は音が出て警報が鳴るので最後の最後の手段)。おっと、倒した敵兵からタバコを奪うのを忘れずに。お次は隠れていた松ぴーとの連携プレイだ。
  2. 松ぴーに物陰からタバコを投げてもらい、パトロール中の敵をおびき出し、後ろから私がナイフで倒す。
  3. ここはスナイパー松ぴーが腕の見せ所。私がタバコで敵をおびき出し、ほかの敵の死角におびき寄せたところで、松ぴーが超長距離からスナイプ。ライフルは音が出ないので、死体を放置しなければ隠密にコトを運べるのだが、弾は5発しかない。

と、ここまで順調にこなしていたその時、ウーウーウー「な、何事!!」警報が鳴り出したかと思うと「いやー、暇だから動いてたら見つかっちゃったよ」とサクの声。「シーーーーット!!」通信プレイにはチームワークと士気の高揚がかくも重要なのだ。



おびき出した敵を、松ぴーがどこかから狙っている。緊張の一瞬だ!!

 まぁ、こんなハプニングは日常茶飯事。誰かがキー操作を間違え、不意に敵に向かって走り出したときには悲鳴とブーイングが凄まじいが、臨機応変にとっさの機転で危機を脱したときの爽快感はこのゲームならではだ。中でも、敵の背後から迫る仲間を固唾を飲んで見守る場面は、さながら戦争映画を地でいく心地だ。  ただ、マルチプレイの場合,果てしなく長い1ミッションのプレイ中にセーブができず(シングルプレイなら常時セーブ可能)、たった一度の失敗で最初からやり直しとなるのがあまりにツライ。またマップ画面でチャットができないのも残念だ(ESCキーでゲームを中断すれば英語でチャット可)。鋭意開発中という「II」では、そのあたりの不満を解消してほしいものである。


開発元 Pyro Studios
発売元 アイドス・インタラクティブ(株)
問い合わせ先 052-775-8380
価格 6800円(生産終了)
対応OS Windows 95/98+DirectX 6
CPU Pentium-166MHz以上(MMX Pentium-200MHz以上を推奨)
メモリ 32MB以上
ビデオ 640×480~1024×768ドット/6万色以上(Direct3D対応)
HDD 150MB以上(280MB以上を推奨)
CD-ROM 8倍速以上(12倍速以上を推奨、起動時必須)
マルチプレイ 最大6人までの通信対戦(TCP/IP)

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