ミラクル・リナックス(株)は29日、サーバーの用途に合わせて開発されたサーバー用Linux OSとして、ワークグループ向けの3製品を提供すると発表した。
『Miracle Linux with Oracle8i Workgroup Server』は、ワークグループ向けのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)『Oracle8i Workgroup Server for Linux R8.1.6』とOracle8iに最適化されたサーバー用Linux OS『Miracle Linux Standard Edition V1.0』を同梱したオールインワンパッケージ。価格はオープンで、2月1日に出荷する。
『Miracle Linux for Samba Version 1.0』はMiracle Linux Standard Edition V1.0の機能限定版。UNIXマシンをWindows用のファイルサーバーやプリントサーバーとして使用できるオープンソースソフト『Samba』に特化する。PDFファイルを生成するPDFサーバーもあらかじめ設定されており、ウェブブラウザーから設定できる管理ツールやWindowsからの移行ツール、日本語ドキュメントなどが添付する。価格は1万9800円で、3月1日に出荷する。
『Miracle Linux for PostgreSQL Version 1.0』は、Miracle Linux Standard Edition V1.0をRDBMSであるPostgreSQL用に機能限定したもの。インストールするだけで、ApacheやPHPと連携して稼動させる環境の整備が可能。価格は1万9800円で、3月1日に出荷する。
なお、今回の発表に先駆けてMiracle Linux Standard Editionのサポートサービスをパッケージ化した『Miracle Linux プロダクトサポートパック』を15万円で、『Miracle Linux アップデートサポートパック』を3万円で発売したという。
