大雪の秋葉原! 混んでいたのは「九州じゃんがららあめん」だけ!?

2001年01月27日 18時07分更新

文● 小板／小磯

　27日未明から降り始めた雪で、東京23区、多摩地区には大雪注意報がだされた。首都圏の交通機関はなんとか動いているようだが、夕方まで外は横なぐりの吹雪だった。
　さて編集部では、こんな天候にもかかわらず月刊アスキー編集部所属の徹夜明けスタッフをさそって秋葉原へ直行してみた。
　秋葉原駅に着くと、さっそくパーツショップに入り取材を開始した! と書きたいところだが、我々がはじめに向かったのは「九州じゃんがららあめん」だった。「なんでこんな日に取材しなきゃならんのか？」という軟弱な疑問と「何か暖かいものを食いたい」という思いが猛烈に湧いてきたからだ。が、しかし、こんな大雪のなかでも写真のように行列ができていたのは驚き。同じようなことを考えている人が結構いるということだろう。それでも普段の土日に比べれば少ないほうだが…。


大雪のなかでも行列ができていた「九州じゃんがららあめん」


中央通りから駐車場入り口付近を見る。いつもなら車の列ができるのだが、ご覧の通り

　今日の秋葉原は全体的に人出は平日以下。いつもなら混雑しているはずのLAOX THE COMPUTER GAME館前も、実際にゲームをしているのは2～3人の子供(早く帰りなさい!)。裏通りにも、ジャンク品販売の出店はほとんど出ていなかった。また、土日になると車客で混雑するはずの秋葉原駐車場もガラガラ。平日なら午前9時半には駐車場入り口から中央通通り沿いにあるTSUKUMO eX.あたりまで、恐ろしいほど長い行列ができるのだが、まるでウソのように車がない(雪なので当たり前だが)。また、昨日、NTTドコモ「503i」が発売され週末の盛り上がりに期待していた携帯ショップもガックリ。店頭には携帯電話陳列棚をだしているが、ビニールシートを全体にかぶせたままのところもあった。


LAOX THE COMPUTER GAME館前でゲームをする子供


店員は雪かきに忙しい。ホースの水(湯?)で雪を溶かそうとする姿も

　あるパーツショップの店員は「客数はいつもの半分以下じゃないだろうか」とのこと。「一部の宅急便も早々に仕事を中止してしまった」「朝には2～3便きたけど、もう午後は来ない」と話す店員もいた。
　雪が降ったときには、どこかのショップが雪だるまなんかを作っていたりするものだが、そんな悠長な店は少なかった。
「雪だるま？そんな暇全然ないよ！店員の出勤も遅れたし、雪かき自体に忙しいねえ。当然、手伝ってくれるんでしょ？(謹んでご遠慮させていただきました)」 (誰かが気まぐれに作ったような小さなカワイイ雪だるまなら、中央通り沿いの飲食店前にあったのだが…)。


中央通り沿いにあった小さな雪だるま？いつもならこんなモノをひとつふたつ作って、外のポップに利用しそうなものだが、ほとんどのショップは雪かきやパーツの納品確認に忙しそう

　各店、客を待ちながら営業していると言った感じだったが、「電子工房の店秋葉原壱号店」では、午後1時くらいから「雪のため大特価」といったポップを店頭に掲示。その中身と言えばNANAO製21インチディスプレイが通常4万9800円のところを3万円、ソニー製Multiscanモニタが2万4000円のところを1万円、Iiyamaの17インチディスプレイが通常2万4800円を1万円などといった具合。店長によると「いつも土日はこんな感じ」とのことだが、ポップに魅かれて入ってくる客もチラホラ見られた。