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アイオナ、分散オブジェクト技術採用のミドルウェアを発表

2001年01月26日 15時53分更新

文● 編集部

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日本アイオナテクノロジーズ(株)は26日、分散オブジェクトの標準規格であるCORBA 2.3.1に準拠したミドルウェア製品『Orbix 2000 v1.2 C++ Edition』と『Orbix 2000 v1.2 Java Edition』の国内出荷を、同日に開始すると発表した。開発キットの価格は、56万2000円からで、直接販売のほか、代理店を通じて販売を行なう。

『Orbix 2000 v1.2』
『Orbix 2000 v1.2』

同製品は、CORBA 2.3.1標準に準拠し、ハード/OS/開発言語に依存しない相互運用性を持ち、さまざまなシステムに分散したアプリケーションを統合するミドルウェア。開発言語の違いにより、C++ 版とJava版を用意した。Solaris 2.6/2.7/8、Red Hat Linux 6.2、HP-UX 11、AIX 4.3.3、Windows NT 4.0/2000など、13種類のプラットフォームで稼動するマルチプラットフォーム対応となっている。

また、アプリケーションの認証や通信の機密保持など、分散システムの安全を確保するためSSLに対応し、COMオートメーションクライアントと相互接続する通信機能“COMet”などを搭載する。さらに、システムのパフォーマンスを維持するために、サーバーの負荷を分散するロードバランス機能や、システム異常時からの障害回復機能を装備する。同社では、テレコム、製造業、金融、保険などでの大規模分散システムや電子商取引システムでの用途を見込んでいる。

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