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日本オラクル、新宅社長が米オラクルのシニア・バイスプレジデントに

2001年01月25日 19時23分更新

文● 編集部

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日本オラクル(株)は25日、同社の代表取締役社長兼最高経営責任者の新宅正明氏が、22日付で就任したと発表した。

新宅氏近影米オラクル社のシニア・バイスプレジデントに就任した日本オラクルの新宅正明代表取締役社長兼最高経営責任者

SVPは、オラクルにおいて部門の最高責任者などで卓越した業績をあげたエグゼグティブが任命される役職であり、オラクル社で指導的な地位にあることを示しているという。新宅氏のSVPへの就任は、世界に展開するオラクルが日本オラクルのグローバルな貢献を高く評価するとともに、新宅氏が佐野前会長の後継者として日本オラクルを代表することを名実ともに認知したことを意味するものとしている。

今後、新宅氏は、代表取締役社長兼最高経営責任者として日本オラクルの経営を担うとともに、SVPとしてオラクルの経営に参画する。特に、SVPはオラクル社の方向性に影響を与える大きな発言権を有するため、日本における顧客やパートナーの要望を新宅SVPを通じてオラクル社の経営に的確に反映させることが可能となるという。

新宅氏は日本アイ・ビー・エム(株)を経て、'91年に日本オラクルに入社。マーケティング、営業統括などを担当する取締役、常務取締役を経た後、2000年8月に代表取締役社長に就任、1月には最高経営責任者にも就任した。

次世代B2B戦略を発表

同日、日本オラクルは、購買調達、サプライチェーン、協調設計開発など企業間におけるEビジネスの全域を網羅する、次世代B2Bソリューション戦略を発表した。

同社では、B2Bの次世代型ソリューションとして、単に調達だけではなく、企業間のビジネスプロセスのすべてをインターネット上で実行できる環境“ビジネスプレイス”を提供していく。

事業展開として、プラットホーム製品として、購買調達機能のみならず、企業間における協調設計開発機能やサプライチェーン計画機能、物流計画機能といったコラボレーション機能を備えた『Oracle Exchange』を中心とした『Oracle B2B ソリューション』製品群を投入する。これにより、間接購買品のみならず 直接資材が取り扱い可能となる。また、業種横断型B2Bビジネスプレイス“OracleExchange-jp.com”の事業運営を行なう。そのほか、パートナー企業とのアライアンス“オラクル・エクスチェンジ・パートナー・イニシアティブ・ジャパン”の結成、電子商取引市場に商品を供給するサプライヤーを支援する“オラクル・サプライヤ・ネットワーク・ジャパン”の組織編成、システムテクノロジーのサポート、および検証する場として“オラクルB2Bコラボレーション・センター”の設置などを行なう。

同社では、これらの新戦略を策定し推進するために、同社の営業統括本部内に“eビジネス統括部”を設置した。

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