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リコーと船井電機、光ディスクドライブの開発・生産で協業

2001年01月25日 15時44分更新

文● 編集部

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(株)リコーと船井電機(株)は24日、CD-RWドライブおよびDVD+CD-R/RWドライブの開発・生産で協業すると発表した。これにより、船井電機は、同市場で本格的に生産・販売を展開することになる。

今回の協業は、リコーの開発・設計力と、船井電機の低コスト量産システムのノウハウを融合することで、急拡大が進む同市場に対応し、最先端スペックと低価格の両立を目指すもの。具体的な協業の内容は、リコーが開発・販売するCD-RWドライブを船井電機へ生産委託、船井電機が開発、製造、販売するCD-R/RWドライブに対するリコーの技術支援、夏以降両社で順次発売予定のDVD+CD-R/RWドライブの開発および生産での協業などとなっている。

船井電機の製造拠点は、中国広東省の東莞市にある工場を予定している。製品出荷時期は、CD-RWドライブは今年春、またDVD+CD-R/RWドライブは夏になる見通しで、出荷数量は、両社の製品あわせて初年度100万台以上を見込んでいる。

船井電機では、現在の主力商品の一つであるVTRのデジタル化に備え、既にDVDビデオプレーヤーを生産・販売中だが、今回の協業により、DVDビデオレコーダーへの展開も視野に入れるとしている。

一方リコーでは、従来からCD-RWドライブの生産を行なっているが、今回の協業により、ビジネス用途をメインとした高速・高機能ドライブメーカーとしての地位をさらに固めるとともに、DVD+CD-R/RWドライブの普及に注力し、書き換え型DVD分野でのトップ企業を目指すとしている。

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