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山田洋行、ウェブ向けの改ざん防止サーバーソフトを発売

2001年01月25日 15時11分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)山田洋行は25日、米OmniSecure社が開発したウェブ向けの改ざん防止サーバーソフト『HTTProtect』を、本日発売すると発表した。

『HTTProtect』のパッケージ

HTTProtectは、ウェブコンテンツのHTMLファイルを暗号化して外部からの改ざんを防止するソフト。暗号化されたコンテンツは、専用パスワードを入力しなければ変更/削除できないようになっている。また、ウェブサイト上で収集される個人情報やクレジットカード番号なども自動的に暗号化し、情報の盗難を防止する。

この暗号化技術はIPアドレスに依存せず利用できる。また、導入時に既存のウェブページやCGIなどを書き換える必要がない。さらに、キャッシュを利用して、暗号化のオーバーヘッドを最小限に抑えており、暗号化されたファイルへのアクセス時間と、暗号化されていないファイルへのアクセス時間はほとんど変わらないという。

対応OSは、Red Hat Linux 6.2。価格は87万円。なお、Solaris 7対応版も開発中という。山田洋行は、初年度の販売目標本数を300本(売上2億円)としている。

本日都内ホテルで行なわれた発表会で製品紹介を行なった米OmniSecure社社長兼CEOのRoland Chu(ローランド・チュウ)氏は、「われわれのミッションは、ユーザーがインターネット上で安全にデータ交換、共有できるソフトを提供すること。HTTProtectは、ウェブサイトの内容改ざんを防止し、ウェブ上で収集したデータも保護する。また、既存アプリケーションやファイルシステム、ネットワーク設定をまったく変更せずに導入できる」としている。

開発会社である米OmniSecure社社長兼CEOのRoland Chu氏

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