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NTT Com、IP-VPNサービスの提供を開始

2001年01月24日 17時33分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)(NTT Com)は23日、日本国内で提供していた次世代IPネットワーク技術“MPLS”を用いたIP-VPNサービス“Arcstar IP-VPN”を海外向けに“ArcstarグローバルIP-VPN”としてエンド to エンド型で提供開始すると発表した。同日付で、総務大臣に契約約款の認可申請と料金の届出を行ない、認可取得後、速やかにサービス提供を開始する。

“ArcstarグローバルIP-VPN”は、“MPLS”技術の採用により、VPNごとに専用のラベルを割り当てることで閉域性を実現し、高セキュリティーを確保する。同時に、バックボーンの2重化、冗長性を考慮したネットワーク構成により信頼性を確保するとともに、SLA(Service Level Agreement)により品質を保証する。

ユーザーの拠点をグローバルIP-VPN網へ接続するだけで、ほかのすべての対地との通信が可能なプラグイン型サービスのため、大幅なコストダウンが行なえるとしている。さらに、データセンターと組み合わせたアウトソース形サービスを使用することで、ネットワークの運用、管理コストを含め、一層のトータルコストダウンを図れるとしている。海外部分のネットワークもNTT Comが一元的に運用・管理することにより、国内外のユーザー拠点までのエンド to エンドのサポート体制を提供する。アクセス回線のタイプとしては、専用線、フレームリレー、ATM・LAN、IPSecプロトコルによるインターネット網経由のアクセスといった、ユーザーのニーズに合わせたアクセス手段やサービスを用意する。提供対地は国内外52ヵ国。

なお、“ArcstarグローバルIP-VPN”提供のための主要なネットワーク機器は、米シスコ・システムズ社の製品を採用する。シスコは、全社を挙げてNTT Comに対するグローバルなサポートを提供する体制を確立しており、これを背景に、NTT Comはユーザーに対して万全なサポートと高品質なサービスを競争力ある価格で提供するとしている。

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