(株)東芝は、DynaBookシリーズ初の1400×1050ドット(SXGA+)表示15インチ液晶搭載ノート「DynaBook A1/X85PMC」など、全機種CD-RW&DVD-ROMのコンボドライブを内蔵したノートPCを3モデル発表した。
同社が2000年末に発売したコンボドライブ内蔵ノート「DynaBook DB65P/4MC」の売れ行きが予想以上に好調だったことを受け、個人ユーザー向けにも積極的にコンボドライブ内蔵ノートを投入するとのこと。
デザインは従来の「DynaBook DB70/65シリーズ」を踏襲するが、SXGA+の高解像度表示が可能になった「DynaBook A1/X85PMC」。地図ソフトやWebブラウザなどを使ってみると、画面の広さを確かに実感できる。 |
15インチSXGA+表示のTFT液晶を搭載するハイエンドモデル「DynaBook A1/X85PMC」は、CPUもMobile PentiumIII-850MHzと最高速タイプを採用する。メモリは標準128MB(最大384MB)で、HDD 20GB、8倍速書き込み、4倍速書き換え、8倍速DVD読み出し、24倍速CD読み出しという従来より高速書き込み可能な新型CD-RW&DVDコンボドライブ(東芝製)を搭載。ソフトは3機種共通で、Windows MeとOffice 2000、それに音声認識ソフト「LaLaVoice2001」をプリインストールしている。LaLaVoice2001は、1月11日に発表された普及タイプのA4ノート「DynaBook T1/460CCC/DynaBook DB60C/2CC」に続いて、個人ユーザー向けの上位モデルにもプリインストールすることで、一層の普及と認知度の向上を図ったようだ。
価格は全機種共通でオープンプライスだが、予想実売価格は37万円前後。
「DynaBook A1/570PMC」。液晶画面のサイズはA1/X85PMCと同じ15インチで、この2機種は、液晶を閉じると上=液晶パネルの両サイドが少し前にはみ出す形になる。 |
15インチXGA表示のTFT液晶を搭載する「DynaBook A1/570PMC」は、Mobile PentiumIII-700MHzを搭載するミッドレンジモデル。こちらもメモリは標準128MB(最大384MB)、HDD 20GB搭載で、4倍速書き込み/書き換え、6倍速DVD読み出し、24倍速CD読み出しのコンボドライブ(東芝製)を搭載する。
予想実売価格は29万円前後。
こちらは14.1インチTFT液晶搭載の「DynaBook A1/465CMC」。決して小さい液晶ではないが、上の2機種と見比べると小ぶりに見える。写真では見えないが、液晶を閉じた天面のデザインも微妙に異なる。 |
14.1インチXGA表示のTFT液晶とMobile Celeron-650MHzを採用する、低価格モデル「DynaBook A1/465CMC」。メモリは標準64MB(最大320MB)、HDD 20GBで、コンボドライブのスペックは4倍速書き込み/書き換え、6倍速DVD読み出し、24倍速CD読み出しとなっている。
予想実売価格は25万円前後。
なお、発売時期は3機種でそれぞれ異なるので、下表を確認してほしい。
製品名 | DynaBook A1/X85PMC | DynaBook A1/570PMC | DynaBook A1/465CMC |
---|---|---|---|
CPU | Mobile PentiumIII-850MHz | Mobile PentiumIII-700MHz | Mobile Celeron-650MHz |
メモリ | 128MB | 128MB | 64MB |
液晶 | 15インチTFT | 15インチTFT | 14.1インチTFT |
解像度 | 1400×1050ドット/フルカラー | 1024×768ドット/フルカラー | 1024×768ドット/フルカラー |
HDD | 20GB | 20GB | 20GB |
ドライブ | CD-RW&DVD(R8倍速、RW4倍速、DVD8倍速、CD24倍速) | CD-RW&DVD(R4倍速、RW4倍速、DVD6倍速、CD24倍速) | CD-RW&DVD(R4倍速、RW4倍速、DVD6倍速、CD24倍速) |
OS | Windows Me | Windows Me | Windows Me |
Office 2000 | ○ | ○ | ○ |
出荷開始時期 | 2月中旬 | 1月下旬 | 2月上旬 |
(株)東芝
問い合わせ先 東芝PCダイヤル 0570-00-3100/043-298-8780