AOpenが新しくリリースした「AK73-1394」は、すでに出回っているVIA Apollo KT133搭載マザーボード「AK73 Pro」にIEEE1394コントローラを装備したモデルである。同じような製品は他社からも登場しているが、同製品が特徴的なのは同梱するDV編集ソフトだ。
Texas Instruments製のIEEEコントローラと、2つのIEEE1394端子はSouthBridgeの近辺にある。IEEE1394機器を使うためには同梱するハーネスとブラケットで端子をケース裏面へ出す必要があり、このため、使用時にはスロットが1つふさがる計算になる |
シリアルSCSIの一つの規格であり、デジタルビデオカメラなどに多く採用される通信・制御規格であるIEEE1394。このコントローラを装備するマザーボードには、これまでもたいていUlead社のビデオ編集ソフトがバンドルされていた。それに対し、AK73-1394が同梱するのは、ジャストシステムが開発したビデオ編集ソフト「MagaVi DV」。もちろん完全日本語製品である。Athlonユーザーで、最近デジタルビデオカメラを購入したようなDV初心者には、ベストの選択肢だろう。そんなユーザーがどれだけいるか疑問は残るところだが、TWOTOP 1号店によれば「IEEE1394端子搭載マザーボードは、常に一定量は売れる」とのことで、需要は確実にあるようだ。
ハーネスとブラケットのセット |
MegaVi DV |
外観や基本的な性能は、基本的にAK73Proと同じ。スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1。DIMMスロットは3本で、AnalogDevice製のサウンドチップ“SoundMax”をオンボードで搭載する点など、拡張性の部分ではまったく変わらない。このほか、AOpen独自のシステムインジケータ“Dr.LED”に対応し、起動時の不具合を音声で告知する“Dr.Voice”とAOpen独自のBIOS保護技術“DIE-HARD BIOS”を搭載する点も従来どおりだ。基板の色が黒になり、NorthBridgeのヒートシンクが銀色になっている点(従来のAK73 Proでは基板色が緑でヒートシンクは金)くらいが、一見して分かる違いである。
19日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\19,800 | 俺コンハウス コムサテライト3号店 TWOTOP 1号店 TWOTOP 2号店 |
\20,800 | コムサテライト1号店 |